日本初上陸ブランドのキーワードは「台湾」と「サステナブル」

日本初上陸の海外ブランドが多数登場するのもアムール・デュ・ショコラの特徴。今年の初上陸チョコレートで注目したいテーマは「台湾」と「サステナブル」です。
まずご紹介したいのが、2016年・2017年のインターナショナルチョコレートアワード アジア・パシフィック部門で台湾ブランドとして初受賞した『YUショコラティエ』。トリュフをはじめ、ジャスミンや文旦の花の蜜など、台湾産素材の魅力を引き出したボンボンショコラが登場します。

台湾=チョコレートというイメージはあまりありませんが、オーナーパティシエのYu氏はフランスの『ジャック・ジュナン』での修業経験もあるスゴ腕。チョコレートには台湾ならではの食材が使われているので、味覚で台湾旅行気分を楽しめるというのも、このご時勢には嬉しいですね。

続いて注目したいのが、日本初上陸となるフランスのブランド『ミニャール』のサブレサンド。こちらはバニラやカシスなど4種類のサブレにジャンドゥーヤのガナッシュをサンドしたもので、フランスの国際有機認証機関であるECOCERT認証を取得。生物分解可能なプラスチックを包材に使用するなど、サステナブルな取り組みも注目されているブランドです。
高島屋のバイヤーが注目する気鋭のショコラティエは?

もちろん、世界的に著名なショコラトリーもハズせません。パリのマレ地区に店舗を構える『ジャック・ジュナン』のジュナン氏といえば、数々の受賞歴を誇る超有名ショコラティエ。同氏のスペシャリテ「キャラメル」を始め、さまざまな素材を組み合わせたバータイプのショコラは一度食べる価値あり。
そのほか、個性的なチョコレートを探している人におすすめなのが『ヴァンサン・ヴァレ』です。ワールドチョコレートマスターズ2015において、当時27歳で優勝したショコラティエで、バジル&レモンのキャラメルドームなど、見た目の美しさと味の意外性を楽しめるのが魅力です。

意外性といえば、フランスの若手シェフのなかでも注目株と言われる『ジュリアン・デジュノ』も忘れてはいけません。日本の紫蘇を使ったペーストとデシュノ氏自慢のプラリネとのマリアージュが楽しめる新作や、繊細なテクニックや隠し味が効いたプラリネがいただけます。

このほか、『パトリック・ロジェ』、『ジャック・ジュナン』、『ピエール・エルメ・パリ』、『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』、『パティスリー・サダハル・アオキ・パリ』、『ローラン・ル・ダニエル』のショコラがセットになった「スペシャルコラボレーションBOX 2021(6個入)」(3456円)も登場します。まさに夢の共演ともいえるこのBOXはぜひ食べておきたいところ。