【京都】人気商品は6ヶ月待ち! 一口で感動した老舗和菓子処のざるわらび&三色お豆のタルト

【京都】人気商品は6ヶ月待ち! 一口で感動した老舗和菓子処のざるわらび&三色お豆のタルト
ざる豆腐にインスパイアされたという“ざるわらび”

●「おいしいローカル部」が見つけた全国のおいしいお菓子屋さん。今回は京都の老舗和菓子処『一乗寺中谷』の逸品をご紹介します。

 京都の老舗和菓子処『一乗寺中谷』は三代にわたり、一乗寺の郷土銘菓でもある「でっち羊かん」をはじめ、数々の郷土にちなんだお菓子を作り続けている老舗の和菓子処です。

 和菓子職人の御主人の技術や知識と、パティシエとして経験を積んだ若女将が手掛ける華やかな洋菓子のアイデアによる和洋折衷のスイーツは、『一乗寺中谷』ならではの味わいで、虜になる人も多いそうです。

詩仙堂へ向かう途中に佇む一乗寺中谷さん
詩仙堂へ向かう途中に佇む『一乗寺中谷』

 お店があるのは、宮本武蔵の下り松の決闘で有名な京都洛北一乗寺。鹿おどしが響く庭園で知られる詩仙堂や、苔庭で微笑むお地蔵さんが可愛い圓光寺など、見所が多く集まるエリアで特に秋がオススメ。京町屋をイメージさせる建物は、時を刻むほどに味わいを感じさせる佇まい。懐かしい雰囲気のカフェスペースではスイーツはもちろん、様々な京の味を堪能できます。

訪れた日は暑い日で、かき氷を頼んでいる人が多かったです
訪れた日は暑い日で、かき氷を頼んでいる人が多かったです
ざるわらびとかき氷を頂きました
ざるわらびとかき氷を頂きました

 今回ご紹介するのは、「ざるわらび」と「三色お豆のタルト」。まず、店内か店頭でしか味わえない「ざるわらび」からご紹介しましょう。

 スプーンですくえる固さのわらびもちに、甘さ控えめなクリームがコーティングされており、その上に華やかな金箔が添えられています。口の中で弾むようなふるふるのわらびもちと、波照間産の風味豊かな黒みつが生クリームと混ざり合う。ここでしか味わえない美味しさで、筆者も定期的にこのざるわらび目当てで訪問しています。

お持ち帰りに「三色お豆のタルト」

「三色お豆のタルト」1300円。お豆が描かれたパッケージもかわいい
「三色お豆のタルト」1,300円。お豆が描かれたパッケージもかわいい

 この日お持ち帰りしたのは「三色お豆のタルト」。色とりどりな三色のお豆、丹波大納言豆・丹波黒豆・うぐいす豆が散りばめられ、見た目も可愛いですよね。サクッと焼き上げられたタルト生地は、アーモンドの粉とカスタードクリーム、白あんをミックスした「アーモンドクリーム」を流し込み、さっくりと焼き上げています。

 この中谷だけの奥深い上品な逸品はオンラインショップでも注文できますが、なんと6ヶ月待ち(2025年7月時点)になるほど人気の品になっています。

大人気の「絹ごし緑茶てぃらみす」も [食楽web]
大人気の「絹ごし緑茶てぃらみす」も [食楽web]

 その他にも、一乗寺名物の「でっち羊かん」や銘菓の「詩仙もち」、人気の「絹ごし緑茶てぃらみす」など、目移りしてしまうお菓子が並んでいます。

 ちなみに、筆者はこちらのカフェスペースで白味噌雑煮のモーニングをしてから出かけるのがお気に入り。秋の京都旅行の立ち寄りスポットとして、また、なかなか京都に行けない方はオンラインショップをのぞいてみてくださいね。

(撮影・文◎橋本美希)

●SHOP INFO
一乗寺中谷

住:京都府京都市左京区一乗寺花ノ木町5番地
TEL:075-781-5504
営:9:00〜18:00 (茶屋は10:00〜L.O.17:00)
https://www.ichijouji-nakatani.com

●著者プロフィール

橋本美希

東京の広告代理店でデジタルマーケティングに携わりながら、京都が好きすぎて2年前に移住して2拠点生活を満喫し、関東及び関西で年間約300回のカフェ巡りをするカフェ&スイーツ好きアラフォー女子。地方独特のものや意外な感性からの発見を、背伸びせずに手軽なものとしてみなさまにお伝えしていければと思っています♪

@mikkity