【お取り寄せ】編集部が本当においしいと感動! 海の幸と発酵文化を楽しむ「北陸3県の伝統珍味」4品

【お取り寄せ】編集部が本当においしいと感動! 海の幸と発酵文化を楽しむ「北陸3県の伝統珍味」4品
食楽web

 日本海に面す、富山・福井・石川の北陸3県には、その土地ならではの珍味が存在します。冬は雪が多く、山から流れ込む清らかな水や肥沃な土壌、そして寒流と暖流が交わる日本海の豊かな漁場が、個性豊かな食文化を育んできました。保存食や発酵食が発達したのも、この地域ならではの特徴です。

 そんな北陸の珍味を現地に行って食べるのはもちろん格別ですが、お取り寄せで楽しめるものも多く、北陸圏外にお住まいの方もぜひ試していただきたい!

 そこで、豊かな自然の恵みからくる海の幸や、厳しい寒さに対応するために発展した発酵文化から生まれた珍味を、食楽編集部が今もっとも気になるセレクトでまとめました。

【福井】ふぐ料理 五作荘のふぐの卵巣の粕漬け 「千夜の軌跡 福珠」

 冬の寒さが厳しい福井県では、保存性の高い発酵食文化が発展しました。その代表格が、魚を糠(ぬか)に漬け込んで発酵させた「へしこ」や「ふぐの卵巣漬け」。

 中でも「千夜の軌跡 福珠」は、『ふぐ料理 五作荘(ごさくそう)』が贈る、天然の若狭ふぐにこだわって作られた“ふぐの卵巣漬け”です。猛毒の卵巣を塩漬け・糠漬けし、さらに粕漬けにして熟成させた希少な珍味で、芳醇な旨みは、福井の地酒「早瀬浦大吟醸」とのペアリングで極まります。

<おすすめの食べ方>

「ふぐの卵巣漬け」と「早瀬浦大吟醸」は、本当に間違いない組み合わせ。熟成された旨味に、キリッと辛口の大吟醸を合わせると、そのコントラストがクセになり、つい無限に往復してしまいそうになります。さらに「ふぐの卵巣漬け」は、シンプルな出汁茶漬けにトッピングしてもおいしい! 量を調整しながら楽しめるので、まろやかになり、珍味らしい個性もやわらぎますよ。

●DATA
ふぐ料理 五作荘 ふぐの卵巣の粕漬け 「千夜の軌跡 福珠」

料金:1万1,880円(税込)
内容量:1個(20g)
配送:常温配送
https://fugu-gosaku.com/history.html

早瀬浦大吟醸 さかほまれ

<おすすめの飲み方>

福井県美浜町・早瀬の地で1718年(享保3年)から酒造りを続ける老舗『三宅彦右衛門酒造』。福井産の酒米「さかほまれ」を精米歩合40%まで磨いて仕込む「早瀬浦大吟醸 さかほまれ」は、繊細で上品な香味を追求した特別な一本。香りは華やかでやわらかく、ほのかなフルーティーさも感じられます。口に含むと、透明感の中にしっかりと旨味が広がり、後口はスッと引き締まるキレのよさ。冷酒で楽しむことで、その魅力がより一層引き立ちます。さらに、硬水仕込みならではのミネラル感が、味に厚みと芯の強さを与えてくれるのも「早瀬浦 大吟醸」ならでは。香り・旨味・キレの三拍子を、じっくりと味わってみてください。

●DATA
三宅彦右衛門酒造 早瀬浦大吟醸 さかほまれ

料金:3,960円(税込)

内容量:1個(720ml)

配送:冷蔵配送

https://imadeya.co.jp/products/8175602401445

【石川】一品で口福! 四十萬谷本舗 弥生本店の「大根寿し」と「かぶら寿し」

 能登半島を有する石川県は、発酵文化の宝庫。「いしり(魚醤)」や「ふぐの子糠漬け(ふぐのこのぬかづけ)」など独特の発酵珍味が有名ですが、冬の名物「大根寿し」も見逃せません。脂ののった鰊(にしん)と大根を麹で漬け込み、寒さを活かした発酵で生まれる奥深い味わいは、まさに石川ならではの冬のごちそうです。

 明治8年(1875年)に創業した金沢の老舗で、伝統的な発酵食品を手がける『四十萬谷本舗 本店(しじまやほんぽ ほんてん)』の「大根寿し」は、北陸ならではの味わいと麹がたっぷりついた特徴的な見た目、親しみやすい価格帯から、石川の定番土産としても人気です。

<おすすめの食べ方>

1センチから1.5センチほどの幅に切り、ちびちびといただくのが「大根寿し」の定番です。名前には「寿司」とついていますが、しっかりした味わいなので、炊き立ての白米と合わせると、発酵の酸味と鰊の風味が際立って絶品に!

●DATA
四十萬谷本舗 弥生本店 大根寿し

料金:1,080円(税込)
内容量:約1本(約860g)
配送:冷蔵配送
https://www.kabura.jp/products/detail/142

縁起物としても重宝される「かぶら寿し」

 大根寿しと並んで人気なのが「かぶら寿し」です。大根寿しはしっかりした食感と発酵の酸味が前面に出るのに対し、かぶら寿しはかぶのやさしい甘みとブリの旨みが調和し、砂糖も使うため全体的にまろやかで食べやすいのが特徴です。

 北陸圏ではお正月や祝いの席の縁起物として親しまれており、富山出身の筆者のおせちにも必ず「かぶら寿し」が入っています。

【富山】カネツル砂子商店の「ほたるいか活き漬け」

 立山連峰の雪解け水が流れ込む富山湾は、「天然の生け簀」と呼ばれるほど魚介の宝庫。春の風物詩・ほたるいかは、生きたまま漬け込むことで独特の甘みと濃厚な旨みが堪能できます。富山県滑川市に本社を構える水産物加工・販売の老舗『カネツル砂子商店』のオンラインショップ では、一年を通して「ほたるいかの活き漬け」を購入可能。冷凍で届くため、富山ならではの海の恵みを自宅でも楽しめます。

左が「ほたるいかのすがたづくり」、右が「ほたるいかの活き漬け」。パッケージも素敵なので贈り物にもぜひ
左が「ほたるいかのすがたづくり」、右が「ほたるいかの活き漬け」。パッケージも素敵なので贈り物にもぜひ

 活きのいい生ほたるいかを厳選して使用した「ほたるいかの活き漬け」は、新鮮なほたるいかならではのプリッとした食感と甘みが特徴で、素材の鮮度を存分に味わえます。軽く酢や塩で味付けされることが多く、ほたるいかの旨味をストレートに楽しめる贅沢な逸品です。

 また、たまり醤油で丁寧に味付けした沖漬け「ほたるいかのすがたづくり」は、ほたるいか本来のやわらかい食感と旨味を活かしつつ、たまり醤油の深いコクとまろやかな甘みが絶妙に絡み、酒の肴としてもご飯のお供としても楽しめます。

旨味たっぷりの炊き込みご飯のアレンジするのもおすすめ! [食楽web]
旨味たっぷりの炊き込みご飯のアレンジするのもおすすめ! [食楽web]

<おすすめの食べ方>

そのままでも十分おいしいですが、炊き込みご飯のアレンジもおすすめ。2合のお米に対して「ほたるいか活き漬け」を10匹程度入れ、瓶の中のタレも適量加えます。隠し味に千切りした生姜を加えると、ほたるいか特有の香りとのバランスもよし。仕上げにミツバを散らして彩りを添えれば完成。ほたるいかの肝の旨味が広がり、箸が止まらぬおいしさ!

●DATA
ほたるいか活き漬け(180g)

価格:1,782円(税込)
内容量:180g(瓶入り)
配送方法:冷凍配送
https://www.kanetsuru.com/shop/products/detail/4

 北陸3県には、冬の厳しい寒さと豊かな自然に育まれた個性豊かな珍味が揃っています。福井の「ふぐの卵巣漬け」、石川の「大根寿し」や「かぶら寿し」、富山の「ほたるいか活き漬け」、それぞれの土地ならではの発酵文化や海の幸を存分に味わえる逸品ばかりです。

 冬の食卓や特別な日のひと皿に北陸の珍味を取り入れれば、より通で味わい深い食事やお酒の時間を楽しめるはず。奥深い食文化と味わいを、ぜひ堪能してみてください。