![創業350年の老舗『油茂製油』がつくる風味絶佳の至極の「ラー油」が旨すぎるワケ【お取り寄せグルメ】](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/01/2024021-abumo01.jpg)
いつもの料理に少し加えるだけで、さまざまな味わいの変化やアクセントをもたらしてくれる調味料。とくにラー油は手軽に「味変」が楽しめるとあって、お取り寄せ品の中でも人気です。
今回、数あるお取り寄せ系ラー油の中から特にご紹介したいのが、『油茂(あぶも)製油』の「ごま油で作ったラー油」です。
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『油茂製油』がのれんを掲げているのは、江戸時代から明治、大正、昭和の町屋や土蔵、レンガ造りの建物などが立ち並び、昔ながらの情緒が漂う水郷・千葉県佐原。現在は多くの観光客でにぎわうこの地で、なんと戦国時代末期から製油業を営んでいる超老舗なんです。
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そのこだわりは伝統的な「玉絞め製法」。厳選した白ごまを大釜で茹で上げ、冷ました後にごま粒を粉砕。さらに蒸気で蒸してから「金輪」という鉄の枠に押し込み、麻袋に包んで玉絞め機に装填すると徐々に油が落ちてきます。20kgの原料に対し、ごま油は約7kgしか採れません。
こうして、時間と手間をかけ完成したごま油は、油の香りや風味を一切損なっていない、まさに最高品質。そんな絶品ごま油をベースに、唐辛子・花山椒・桂皮・八角・陳皮・長ねぎ・にんにくの8種類の香辛料を、大鍋でじっくり溶かし出して造るのが、このラー油なのです。
![最近、瓶の形が少し変わりました。もちろん味はそのまま](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/01/2024021-abumo04.jpg)
一世を風靡したいわゆる“食べるラー油”ではなく古典的なラー油ですが、これがそんじょそこらのラー油とはちょっと段違いの旨さ。これほどごま油の馥郁たる香りが生きたラー油がかつてあっただろうか――と、思わず遠い目をしてしまう逸品です。
![水郷として有名な千葉県佐原の風景(食楽web)](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/01/2024021-abumo05.jpg)
なにしろ、ひと垂らしするだけで、ごま油の香りと唐辛子のピリッとした辛味・旨みを料理にまとわせてくれて、味わいをワンランクどころか宇宙まで届きそうなほどグンと引き上げてくれます。
餃子のタレにはもちろん、シンプルにもやしを塩茹でにして和えたり、冷奴にたらしたり、鍋のつけだれやサラダのドレッシング、炒飯に混ぜても最高ですよ。