めんべいが酒のつまみに最高な理由

まず、「香りの七味マヨネーズ」のほうから。ちなみに「めんべい」は基本は明太子とイカ・タコの素材の味。この久世福商店限定味は、そこにマヨネーズと柚子や山椒、唐辛子などのピリ辛七味を足しています。想像するだに美味しそうじゃないですか? ちなみにまったく甘くないので、子どもが喜ぶ味ではありません。むしろ辛いです。

無理やり例えると、味として近いのは、海鮮&明太もんじゃ焼きにマヨネーズを垂らし、ヘラで押さえつけてパリッパリに焼いた端っこに、七味をたっぷりつけて食べているような感じです。
薄い割にバリバリに硬いので、噛むほどに旨味が増幅し、しかも最後には舌にピリリとした明太子と唐辛子、山椒の滋味深い辛味が残るんです。これをぐびぐびっとビールや日本酒で流し込む。はい、最高に美味しいです!
続いて「おかず味噌国産九条ねぎ風」です。こちらもベースは明太子とイカ。そこに、信州味噌と九条ネギをブレンドしためんべいです。

先ほどの七味マヨとは全然違って、バリッと噛むと味噌の甘みが先に来て、続いてネギの香味がガツンときます。さらに明太子の辛味が襲いかかります。そして時折、ネギの苦味も感じられる。これを噛んで噛んで噛みしだいていくと、全体的に味噌のまろやかなコクに覆われます。これはビールもいいけど日本酒がぴったりです。
というわけで、「久世福商店限定めんべい」、めちゃくちゃ美味しいのでぜひバリバリ食べてみてください。特に酒飲みには最高のつまみになると思いますよ。
(撮影・文◎土原亜子)