冷凍下でもモチモチの秘密はもち粉にあり!? 推奨の食べごろは「8分待ち」

「雪見だいふく」が発売されたのは実は40年以上も前のこと。長きにわたり、食べた人の心を包み、ほっこりした気持ちで笑顔にしてきたこの商品の一番の特徴といえば、やはり冷凍下でもやわらかく弾力のあるおもち。このおもちはロッテのオリジナルレシピでつくられており、特に原材料にこだわっているそうです。
「おもちに使用しているもち粉には、産地と製法にこだわり抜いた上質な『羽二重粉』を使用しています。まるで絹のようなきめ細かなもち粉で、高級和菓子にも使用されています。『羽二重粉』を使用することで、『雪見だいふく』ならではの伸びるほどやわらかい食感を実現しています。発売40周年を迎えた2021年には、『もっとおもちの食感を楽しみたい』という声を多くいただいたことを受けて、おもちの食べ応えをアップした“弾むぷにぷにモチ”へリニューアルしました」(大塚さん)

ちなみに、食べるときは冷凍庫から出して食べごろまで待つのがおすすめとのこと。より弾むぷにぷに食感を楽しむには、8分待ちが一押しだそうです。
アイスなのに寒い時期に売れるのはなぜ?

「雪見だいふく」は年間を通して販売されていますが、一番売れているのは秋と冬だそうです。
「寒い時期にも楽しめる商品として『雪見だいふく』は誕生しました。秋になると『雪見だいふくの本格シーズンがやってきた!』とお客様に感じていただいているので、秋冬に最もご購入いただけているのだと思っています」(大塚さん)
実は「雪見だいふく」の前身ともいえる、マシュマロでアイスを包んだ商品があったそうです。販売は好調だったものの開発者がさらに踏み込んで、もっと日本人好みの素材を使ったらどうだろうと、おもちで包んだのが現在の「雪見だいふく」になったという歴史があります。冬にほっこり楽しめるアイス、そして日本人に馴染のあるおもちを使ったアイスということで、寒い時期に愛さるようになったのかもしれません。

「雪見だいふく」は季節限定フレーバーも展開しています。現在発売中なのが、「雪見だいふく ハートのいちご」。ピンク色がかわいい、甘酸っぱいいちごの味わいが楽しめる商品です。程よい酸味がありながらもクリーミーなアイスと、ぷにぷに食感のおもちがマッチしています。ひっくり返すとハート型になっている、キュートな遊び心もポイント!

さらに、何と真ん中に生チョコレートが入っている「雪見だいふく とろける生チョコレート」は、まさに冬にぴったり。生チョコのとろけるようなコク深い味わいに、バニラアイスの甘みの相性が良いです。冷凍なのにカチカチにならない、この生チョコのやわらか食感にも驚きです!
公式も激推し! 禁断のアレンジを試してみる

ロッテでは、「雪見だいふく」をさらに楽しめるアレンジとして「#禁断の雪見トースト」を推しています。食パンの上にチーズと「雪見だいふく」を乗せてトーストするだけという簡単なアレンジですが、あまじょっぱい禁断の美味しさが楽しめるということで、実際に試してみました。
想像のつかない味わいにドキドキしながらも、今回は「雪見だいふく ハートのいちご」で試してみました。おもちが求肥のような印象を与え、パンのサクサクさと、チーズとアイスのとろ~り感、そして雪見だいふく中心部のアイス感、様々な食感が一度に楽しめる新感覚「ひやあつ」トースト。まろやかなアイスの甘さとチーズの塩気が濃厚で複雑な味わいを醸し出しています。今までに食べたことのない味わいで、1度食べたらハマってしまいそうな、まさに禁断のおいしさです。
公式HPでは「#禁断の雪見トースト」の更なるアレンジとして、練乳やインスタントコーヒー、マーマレードジャムなどを使ったレシピも紹介されているので、様々な禁断の味を楽しめそうです。
調査結果
今年で発売41年目を迎えた「雪見だいふく」。丸くてかわいい形の中に、知られざるこだわりと禁断の美味しさが詰まっていました。「雪見だいふく」のモチモチの理由はずばり「もち粉」だったことがわかりました。40年以上愛され続ける不変の味わいは、アレンジレシピにも発展中! 年末年始のお供に、禁断のトーストとあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
(撮影・文◎長岡ユミ・松田義人)