最近中華街で流行りの「北京ダックほか食べ放題」のお店『中華街餃子館』

中華街では複数の店舗で「北京ダックほか食べ放題」を展開しています。値段や内容はマチマチですが、この「北京ダックほか食べ放題」の最安値は1848円(税込)。この底値を各店舗ともに提示し合いながら、独自の味を楽しませる創意工夫をおこなっています。中華街大通り沿いにある『中華街餃子館』もそのうちの一つ。高級料理でもある「北京ダック」を時間無制限で無限にいただけるとあって、平日ランチに利用してみることにしました。

『中華街餃子館』の食べ放題は「オーダー式」で、各テーブルに備え付けられたタブレット端末を使って好みの料理を自分で注文する仕組みです。ここで筆者は以下の10種類のメニューをオーダーしました。
「北京ダック」×4人前
「蒸し鶏」
「焼豚」
「ピータン」
「酢豚」
「小籠包」
「チャーシュー」
「ネギチャーシュー」
「エビのチリソース」
「レタスチャーハン」

「北京ダック」は欲張って4人前をオーダーしましたが、1皿ずつの量が小ぶりなため、「北京ダック」は、ダック・クレープそれぞれ4枚ずつでした。量を食べたければ、もっとオーダーすれば良いので、この点には全く不満がないことに加え、肝心の「北京ダック」の味わいも香ばしく濃厚で、食感のパリパリ感もあり大満足でした。

そのほかのメニューもそれぞれ美味しかったですが、特に美味しいと思ったのが「酢豚」と「チャーシュー」。どうもこちらのお店では「肉類」が美味しいように思いました。また、後半でオーダーした「レタスチャーハン」もパラパラ食感で、薄味ながらこれも美味。これだけのメニューを食べまくって1848円(税込)とは、やはりコストパフォーマンスに優れたセットだと思いました。
ランチのみ営業の絶品台湾料理店『頂好茶樓』

そして最後に目指したのが、関帝廟通りから奥に入ったエリアにぽつんとある『頂好茶樓』。市場通りで中華惣菜を複数展開する『頂好』による食堂的料理店で、営業はランチのみです。台湾料理の定番メニュー7種のみを提供していますが、単品料理は600円(税込)、セットメニューは750円(税込)と、これまたリーズナブル。ここでは「豚バラ飯セット」(税込750円)をオーダーしました。

「豚バラ飯」はいわゆる魯肉飯で、台湾料理特有のさまざまなスパイスが複雑に絡み合って味付けされています。しかし、くどいわけではなく、あっさりとした口当たりで、豚バラ肉本来の味わいを引き上げている印象。ご飯が次々と進みます。添えられた貢丸湯(肉団子スープ)との相性も抜群で、まさしく台湾の食堂でいただいているような錯覚を覚えました。

最後にはデザートとしてパイナップルもサーブされ、これで税込750円とはまずまず満足のランチになりました。定番の広東料理などの味に飽きたときには、『頂好茶樓』での台湾料理のランチもオススメです!
平日の中華街でのランチは、「香港路」をマストでチェックしよう!

今回、中華街で5店舗の平日ランチをいただきましたが、いずれもコストパフォーマンスに優れ、味、量ともに満足できるお店ばかりでした。本記事でご紹介した以外でも素晴らしいお店はあると思いますが、そこで一つ触れておきたいのが「平日ランチで迷った際は、香港路に行くべし!」ということ。
『牡丹園』の項でも触れた「香港路」では、「平日ランチ合戦」が繰り広げており、各店とも“ほかの店に負けないよう”価格、メニュー、量で創意工夫をしていることが強く伝わってきました。細い路地ではありますが、この「香港路」ではかなりお得な平日ランチをいただけるはずです。
あなたはどのお店の平日ランチが気になりましたか? ぜひあなたならではのお店を見つけて、中華街での平日ランチを楽しんでください。
(撮影・文◎松田義人)