成田山新勝寺の参道は食べ歩き天国だった! 成田出身ライターがすすめる「名物グルメ」10選

成田・表参道の名物はこれ!「甘辛食べ歩きグルメ」5選

 参道にはスイーツや甘味、煎餅など、地元ならではのご当地グルメが目白押し。ここからは成田の表参道で食べ歩き&お土産にぴったりな「名物グルメ」5選をご紹介します。

テレビでも話題の「うなぎぱん」も! 『パン茶屋』の種類豊富なコッペぱん

コッペぱん単体130円、あんバター250円、ピーナッツクリーム300円(税抜)
コッペぱん単体130円、あんバター250円、ピーナッツクリーム300円(税抜)

 テレビなどでも紹介されて、すっかり有名になったお店が『下田康生堂ぱん茶屋』です。こちらでは、ふっくらとしたコッペぱんをカフェスペースで食べたり、テイクアウトすることができます。

 名物は「うなぎぱん」。その他、あんバターや千葉名物・ピーナッツのクリーム、ご飯系のたまごサラダやハムチーズなどもあり。あまりの種類の豊富さに悩んでしまいます。うなぎぱんと揚げぱん以外は、注文後に具材を詰めてくれるという嬉しい心遣い。

600円(税抜)
600円(税抜)

 実はこちらのお店。参道にある薬局『下田康生堂』の姉妹店で、元は鰻屋だったんだとか。それなら、話題の「うなぎぱん」の味もお墨付きですね。

 お持ち帰りして翌日、電子レンジで30秒ほど温めて食べたら、予想以上の美味しさ。「うなぎぱんって美味しいの?」と不安もよぎったのですが、角煮のような滋味深さを堪能。温めることでふっくらとしたコッペぱんとの相性も抜群です。

 実は具材には、鰻の蒲焼に成田名物・瓜の鉄砲漬けや山椒が混ざっているそう。鰻にパンという異色のコラボを、絶妙な具材で美味しく仕上げているんですね。

 千葉名物を使った「ピーナッツバター」も外せない一つ。こちらも20秒ほど電子レンジで温めたのですが、パンはふわふわ、クリームがとろけて、ピーナッツのカリカリ食感が際立ちました。いつものピーナッツパンでは味わえない旨さ!

●SHOP DATA

下田康生堂ぱん茶屋外観

下田康生堂ぱん茶屋

住:千葉県成田市上町551
営:9:00~17:30(イートインは18:00まで、ランチはL.O.14:00)
休:火曜

地元の人が愛する老舗の大判焼き店『金時の甘太郎焼』

120円とリーズナブルなのも嬉しい!
120円とリーズナブルなのも嬉しい!

 表参道を歩いてくると左手に見えてくるのが、創業68年の『金時の甘太郎焼』。「あずきあん」と「しろあん」の2種類のみで勝負する大判焼きの名店です。

 北海道の農場で作られた厳選の餡だけを使用。「あずきあん」は自ら栽培した小豆を丁寧に炊いたつぶあん、「しろあん」は生産農家が少ない希少な「大手亡」を使っています。

 こだわりの素材を使っているだけあり、餡の程よい甘さ、舌ざわりの良さに脱帽。ふんわりとした生地と混ざり合い、至福の口溶け感です。お土産に持ち帰ったらちょっと温めて、軽く焼いて食べれば、焼き立ての風味が楽しめますよ。

●SHOP INFO

金時の甘太郎焼外観

金時の甘太郎焼

住:千葉県成田市花崎町525
TEL:0476-22-0823
営:9:00~売り切れまで
休:なし ※7月下旬~8月末まで休業

牛乳本来のまろやかな甘さがたまらない! 『成田ゆめ牧場』のソフトクリーム

ソフトクリーム 450円
ソフトクリーム 390円

 観光地の食べ歩きに欠かせないひんやりスイーツ。この参道では、成田の観光牧場『成田ゆめ牧場』のソフトクリームがおすすめです。長時間低温殺菌でじっくり仕上げ、原乳の美味しさを楽しめます。

 一口味わえば、牛乳本来の甘みが広がり、コク深いのに後味も喉越しも爽やか。忘れられないアイスクリームの一つに仲間入りするかも!?

●SHOP DATA

成田ゆめ牧場 花崎町店外観

成田ゆめ牧場 花崎町店

住:千葉県成田市花崎町839-12
営:10:00~16:00(土日祝は17:00まで) ※変更あり
休:なし

何これ、ふわかる! 開運祈願のお土産にもおすすめ『林田のおせんべい』

 地元の人は小さな頃からここの煎餅で育つ、と言っても過言じゃないほど、親しまれているお煎餅屋があります。それが成田山新勝寺へ向かう坂の途中にある、創業100年を超える老舗『林田のおせんべい』。

 国産のコシヒカリなどを使い、生地から手作りしたお煎餅は、特製醤油味の「堅焼き」や「みそピーナッツ」味のもの、日々焼生地、良質なもち米を使った「かきもち」など、とにかく多彩です。

その場でいただいたのはネギ味噌味の「串せん」120円。ピリ辛なネギ味噌タレが軽やかなお煎餅がよく合う
その場でいただいたのはネギ味噌味の「串せん」120円。ピリ辛なネギ味噌タレが軽やかなお煎餅がよく合う

 今回選んだのは、著者が小さな頃から食べ親しんできた店頭売上No.1の「福耳柿餅」。見た目からは想像がつかないほど、ふんわりサクサク! 渦巻き状に青のりを入れ込んであるので、甘醤油味にほんのりと青のりが香り、とまらない美味しさです。

一袋 650円(税込)
一袋 650円(税込)

 見たことのない形、味わいで、『林田のおせんべい』の味を象徴するような美味しさ。福耳を象ったご利益がありそうなお煎餅は、年齢問わず食べれるのも魅力です。

●SHOP DATA

林田のおせんべい

住:千葉県成田市幸町490
営:9:00~17:00
休:月曜

ごはんが無限に食べられる! 夏~秋の季節限定漬物「はぐらうり」

 成田の特産品で、お土産としても人気なのが「鉄砲漬け」。白瓜をくり抜き、塩漬けして発酵させた後、しそ巻き唐辛子を入れて醤油とみりんで漬け込んだお漬物です。刻んである鉄砲漬けもあり、お茶漬けやおつまみにもぴったり。

 そんな鉄砲漬け以外に、おすすめしたいお漬物がこちらの「はぐらうり」です。

少し厚めに切って食べるのがおすすめ [食楽web]
少し厚めに切って食べるのがおすすめ [食楽web]

 初春から11月くらいまでの季節限定品で、はぐら瓜をさっぱりと浅漬けにし、しそ巻き唐辛子を詰めています。つまり、鉄砲漬けの浅漬け版。あっさりした塩辛い瓜に、ピリッと辛いしそ巻き唐辛子の風味が広がり、ご飯が無限に食べれそうな美味しさです。

 このほかにも、行列ができる焼き団子店『榎屋』もあるのですが、残念ながら当日はお休み。「味噌だれ」がおすすめなので、見つけたらぜひ味ってみてください。