成田山新勝寺の参道は食べ歩き天国だった! 成田出身ライターがすすめる「名物グルメ」10選

甘味処『三芳家』は、参道気分をゆったり味わえる癒やしの空間

参道の坂道の途中、『川豊』の手前の土産もの店「三芳家」の横を進むと甘味処があります
参道の坂道の途中、『川豊』の手前の土産もの店「三芳家」の横を進むと甘味処があります

 食べ歩きや観光に疲れたら、一休みできるカフェや甘味処に立ち寄りたいですよね。著者が必ずと言っていいほど訪れるのが、細い路地の奥に広がる自然豊かな甘味処『三芳家』です。

 庭園のようなテラス席はもちろん、360度自然の息吹を感じられる室内空間にいると、日常から解き放たれるような心地よさを感じます。

「たきあずき(温・冷)」ほうじ茶・漬物付き 850円。プラス500円で写真のような抹茶付きに変更できます
「たきあずき(温・冷)」ほうじ茶・漬物付き 850円。プラス500円でこちらの抹茶付きに変更できます

 こちらでぜひ味わってほしいのが「たきあずき」。通常はほうじ茶が付いてくるのですが、今回は抹茶(京都宇治抹茶を使用)に変更しました。あずきは、丹羽産大納言を使い、ふっくらと炊き上げています。

 一粒一粒、粒が立っていて、ほんのりした甘さがたまらない。あずき本来の素朴な美味しさをお茶と共に味わう。時折、添えられた刻み鉄砲漬けを食べると、甘さの中に塩気が混ざり、一層旨みが増します。

 隠れ家のような空間で美味しい甘味を味わう。旅の醍醐味を感じられるひとときを約束してくれます。

●SHOP DATA

三芳家外観

三芳家

住:千葉県成田市仲之町386-2
営:10:00~17:00(L.O.)
休:水曜(正月、5月、9月を除く)

自家焙煎のコーヒー&羊羹でブレイク! コーヒースタンド『HOUEI COFFEE』

成田山新勝寺の総門前を通り過ぎてしばらく直進したところにあります
成田山新勝寺の総門前を通り過ぎてしばらく直進したところにあります

 やっぱり、美味しいコーヒーが飲みたい……という人には、自家焙煎コーヒーが飲める『HOUEI COFFEE』へ。こちら、駐車場の横に昔からある土産物店「芳栄」に併設されたコーヒースタンド。お煎餅や羊羹などを販売する傍ら、漂ってくるのは芳しいコーヒーの香り。老舗の土産物店とスタイリッシュなコーヒースタンドが入り混ざった、異色の存在です。

「NARITA BLEND」400円。「一口栗蒸しようかん」200円
「NARITA BLEND」350円。「一口栗蒸しようかん」200円

 注文したのは、「NARITA BLEND」。注文後、一杯つづ丁寧に淹れてくれるコーヒーは程よい苦味とコクがあり、それでいて飲みやすい。お茶請けならぬ、コーヒ請けには「一口栗蒸しようかん」をどうぞ。ようかんの甘さとコーヒーって、こんなにも合うんですね。新しい発見!

 自家焙煎のコーヒー豆は種類も豊富なので、お土産に買って帰るのもおすすめです。

●SHOP DATA

HOUEI COFFEE and STORE 成田山門前店

住:千葉県成田市東町601-2
営:9:00~17:00
休:なし

旅の締めくくりには、『寅屋』のもつ焼きと旨い一杯を

 成田の駅前に戻ってきて、帰り際に立ち寄ったのが、立ち飲みスタイルのもつ焼き専門店『寅屋』。ここは知る人ぞ知る名店で、美味しいもつ焼きが安く食べられると人気なのです。

「煮込み」330円。レモンサワー とともに

 まずは、サクッと出てくるプリプリの煮込み。ハラミやレバー、シロやスジなど、ジューシーな串焼きは2本330円で食べられます。金曜に訪れたなら、ごま油であえた名物・レバーボイルやハツボイルをいただきましょう。パリッとジューシーな串焼きや煮込みで、サクッと一杯。成田の参道巡りのなんて楽しいことか……。地元出身の人間でもそう思える、充実の小旅行でした。

●SHOP DATA

寅屋 京成店

住:千葉県成田市花崎町816-4
営:15:00~23:00
休:不定休