絶景テラスのレストランで野菜ランチを。山梨らしい「食と人をつなぐ」サスティナブルな農業の未来

絶景テラスのレストランで野菜ランチを。山梨らしい「食と人をつなぐ」サスティナブルな農業の未来
ファーマーズレストラン オルトのテラス席

農業が盛んな・山梨県ならではの挑戦

 山梨県は、農業と福祉の連携や、農業分野から脱炭素社会を目指す施策に力を入れています。今回は、「農福連携」と「4パーミル・イニシアチブ」の取り組みを体験できる、1日限りのイベントに参加してきました。

 農福連携は、障害のある方が農業に取り組んだり、農家と連携して農作業に取り組む活動。今回お伺いした岩窪農場(オーガニックライフ八ヶ岳株式会社)では、除草や石拾いなどの簡単な作業からスタートし、近年では野菜の苗の植えつけなども依頼しています。大塚広夫取締役は、「労働力として見るのではなく、一緒に働く仲間として受け入れています」と話します。

オーガニックライフ八ヶ岳の大塚広夫取締役
岩窪農場の大塚広夫取締役

「最初は完全有機で挑戦しましたが、今は減農薬で育てています。主力は米ですが、今の時期は『アイコ』という味が濃いトマトが採れます。他にも、夏はとうもろこし、ズッキーニ、ピーマン。冬はいちごを1万6,000株ほど育てていて、ピーク時は1日100kgも収穫できることがあるんですよ」(大塚取締役)

アイコ(トマト)
アイコ(トマト)

 真っ赤に色づいたアイコは、シャキッとした食感で食べると甘みが広がります。今回、農福連携に取り組む農業の実態を探りつつ、その畑で採れた新鮮野菜を使った絶品ランチをいただいてきました。