
●新潟県・加茂の木工ブランド『朝倉家具』が展開するキッチン道具から見つけた、木製のおろし棒「おろしの相棒」がとても便利です!
鍋や汁物に欠かせない生姜やニンニクのすりおろし。ほんの少しだけ使いたい時におろし金を使うと思いますが、これが地味に手間のかかる作業ですよね。これからのシーズン、おろし金を使うシーンが増える中で出会ったのが、木製のおろし棒です。

新潟県・加茂の木工ブランド『朝倉家具』が手がける「おろしの相棒」を始めてみた時に、「やっと見つけた」と電流が走るくらいの一目ぼれでした。
まず気に入ったポイントは、デザイン。魚沼産のスノービーチ(ブナ材)を使用していて、ナチュラルな質感がとっても気に入りました。

手にすっと馴染む軽やかさが魅力で、角は丸みを帯びているので、強く握っても手が痛くなりません。著者はおろし金を使う時に、知らず知らずのうちに両手に力が入ってしまい、いつも手におろし金の跡がついてしまうのですが、この「おろしの相棒」がずっと握っていてもやさしい使用感なのです。

肝心な“おろし”としての機能性の部分では、一つひとつ丁寧に施された細かな溝があるので、しょうがも余計な力を必要とせず、するするとすりおろすことができます。
![木製なので指を切る心配がなく、子どもから大人まで安心して使えます [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/10/20251012-oroshi05.jpg)
すりおろした薬味は、トントンと振れば、するっと落ちていきます。ちなみに溝に入り込んだ食材は、味噌汁や鍋ものに直接入れて、お玉の要領でくるくるかき混ぜれば無駄なく使いきることもできます。
裏面はミニまな板にもなります

しかも裏は平らになっているので、ミニまな板としても活躍してくれます。小さい食材をちょっとだけ切りたい時など、痒い所に手の届く工夫がちりばめられています。

木製なので、使用後はすぐに洗って水気を拭き取ることを守れば、末永く、キッチンの相棒として活躍してくれることでしょう。職人の技と暮らしのデザインが融合した「おろしの相棒」は、日々の料理にちょっとした豊かさをもたらしてくれるでしょう。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●DATA
朝倉家具「おろしの相棒」
価格:3,630円(税込)
素材:新潟県産スノービーチ(ブナ材)、ウレタン塗装仕上げ
サイズ:L175×D30×H18mm
https://asakurakagu-ec.com/