【新潟グルメ】東京から2時間。湯田上温泉とグルメを堪能できる田上町の魅力とは

たがみ名物“竹林アート”の絶景に感激!

椿寿荘の邸内から望む、ライトアップされた枯山水様式の庭園
椿寿荘の邸内から望む、ライトアップされた枯山水様式の庭園

 ご当地の幸をしこたま堪能した後は、前出の馬場さんの案内で、竹の里・田上が現在開催している竹林のアートイベントへ。

 正式名称は「国際田上竹祭 たがみバンブーブー2025」。町内の数カ所で行われているイベントで、今年は10月13日まで開催されています。

 これまで廃棄されてきた竹の廃材を再利用して町おこしにつなげることができないか、と考えたのがこのイベントのきっかけだそう。

 まず訪れたのは、かつて豪農・田巻家の離れ座敷だったという「椿寿荘」。邸内の枯山水様式の庭園に竹のアートが点在し、光と織りなす景観が目の前に広がります。その幻想的な美しさは、まさに圧巻のひと言。

メイン会場となる「たがみバンブーブー竹林」。平日の夜にもかかわらず、多くの観光客が訪れていた
メイン会場となる「たがみバンブーブー竹林」。平日の夜にもかかわらず、多くの観光客が訪れていた

 興奮冷めやらぬ中、メイン会場へと向かいます。ここは、放置された約6000㎥にも及ぶ竹林を整備し、アートスポットへ昇華させた会場。

 敷地内には、竹あかり演出家の三城賢士さん(CHIKAKEN)を中心に、美術家の髙橋匡太さん、ロープ遊具アーティストのはんすさん、プロジェクションディレクターの山岸智也さんが手がけた作品を至る所で鑑賞できます。

 音と光の演出に包まれた竹林は、日常を忘れさせる幻想的な空間となり、五感を通して心身が癒やされていくのを実感できます。

さまざまな趣向を凝らした竹と光のアートが間近で楽しめる
さまざまな趣向を凝らした竹と光のアートが間近で楽しめる

「実は、竹の切り出しから作品の設置まで、スタッフや地元のボランティアが力を合わせて行ったんです。町おこしであると同時に、サステナブルなプロジェクトに育てていきたいと考えています」(馬場さん)

プロジェクションマッピングも実施。幻想的な竹林風景に圧倒される
プロジェクションマッピングも実施。幻想的な竹林風景に圧倒される

 期間中は駅前や道の駅など、町の至るところで“竹と光のアート”が展開中。イベントの会期は10月13日まで。この機会に知られざる田上町の魅力を、グルメとアートの両面から体験してみてはいかがでしょうか。

 また今回は残念ながら味わえませんでしたが、3月から5月にかけては“竹の里”たがみの筍が旬を迎える季節。筍づくしを満喫するのもオススメですよ!

●DATA
湯田上温泉 ホテル小柳
新潟県南蒲原郡田上町田上乙1322-1
TEL:0256-57-5000

了玄寺
新潟県南蒲原郡田上町大字田上丙1285-1

●EVENT
国際田上竹祭 たがみバンブーブー2025
期間:開催中〜10月13日
TEL:0256-57-2291
https://michinoeki-tagami.jp/

たがみバンブーブー竹林
新潟県南蒲原郡田上町原ケ崎新田2635-16
入場料:平日1500円(オンライン1000円)、土日祝1700円(オンライン1200円)

椿寿荘
新潟県南蒲原郡田上町田上丁2402-8
入場料:800円