
●住んでみないとわからない、住んでいても意外と気がつかない商店街の魅⼒を、⼈、⾷、物語を通じて伝えていく連載です。
もともと多摩川沿いの宿場町として発展してきた二子新地周辺、川崎市高津区エリアには、大山街道ふるさと館をはじめ、岡本太郎の母・岡本かの子ゆかりの地など文化的スポットが点在しており、歴史と芸術が交錯する面影は、街歩きにちょっとしたワクワクを添えてくれます。
老舗がある一方で、クラフトビールや音楽カルチャーを取り入れたバーなど、新しい店舗も続々登場しているのが近年のトレンドとなっています。
古くからの人情と新しい感性が程よく溶け合い、肩肘張らずに“街の空気”を楽しめるのが二子新地の魅力です。
そんな二子新地を、二子大通り商和会会長、二子新地グルメの会実行委員会・高井英彦さんにナビゲートしていただき、さらなる魅力を発見していきます。
前回の昼の部に続き、今回は夜の部の前編。
1晩で4軒ハシゴ、飲まずとも立ち寄ったお店7軒とやっぱり高井会長は”溢れる漢”でした。
まずは『RIVERSIDE BASE HOME FIELD (リバーサイドベースホームフィールド)』で乾杯

『RIVERSIDE BASE HOME FIELD』は国内外50種類以上のクラフトビールが揃うお店です。洒落た空間だなぁと店内を見回していると、
「TGIF(Thank God, it’s Friday!)=花金をテーマにしたアパレルも展開しているんです。」と渋谷店長。


クラフトビール、洋服、雑貨、コーヒーまである上に、コインランドリーも併設されているなんとも不思議なお店。

「今日はいませんが、ここのオーナーは一緒に音楽イベント『FUTAKOSHINCHI RIVERSIDE FESTIVAL』をやっている仲間なんです。実は、二子新地ならではのクラフトビールがあって、是非飲んでいただきたいんです。」と高井会長。
二子新地ならではのクラフトビール「KARYU IPA 花柳」とは

ポートランド『HOPWORKS BREWERY』と、二子新地『CRAFTHOUSE TALKIE’S』、溝の口『THE YOKE』、そして『RIVERSIDE BASE』のコラボレーションにより生まれたクラフトビールが「KARYU IPA 花柳」。
芸者が行き交い、三味線の音はずむ花柳街だった二子新地の名残と多摩川下流の風情をビールとデザインに落とし込んだ一品。まだ数店でしか飲めない、まさに二子新地ならではのクラフトビール。IPA好きは要チェックです。

フルーティーな香り、ドライな後味、ほのかに残る苦味の余韻。二子新地発のビールで喉を潤したところで「それでは行きますか」と高井会長。
次のお店へ向かいます。
●SHOP INFO
RIVERSIDE BASE HOME FIELD (リバーサイドベースホームフィールド)
住:神奈川県川崎市高津区諏訪1-22-1 HouseHouseホーム1
TEL: 044-322-9568
営:月・水・木・金曜15:00〜22:00、土曜13:00〜22:00、日曜13:00〜21:00
休:火曜
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14097782/