【地方スイーツめぐり】東京のアンテナショップで地方の美味しい「和菓子」を探す旅【長野編】

【長野の和菓子】長野県内の銘菓が一堂に揃う『銀座 NAGANO』

表参道から銀座のすずらん通り沿いに移転オープンした『銀座NAGANO』
表参道から銀座のすずらん通り沿いに移転オープンした『銀座NAGANO』

 2024年10月26日に、表参道から銀座のすずらん通り沿いにリニューアルオープンした『銀座 NAGANO』は、一階のショップに豊かな自然に育まれた長野県の特産物がズラリ。ご当地銘菓のバリエーションが豊富で、ロングセラー商品はもちろん、現地でしか入手できなかった隠れたお菓子なども購入できます。

バラ売りされているお菓子から気になるものをピックアップ!
バラ売りされているお菓子から気になるものをピックアップ!

 この銀座 NAGANOで、寒い季節に温かいお茶をすすりながら味わってみたい和菓子をピックアップ。旅館のお茶菓子のような和菓子をお家で味わえば、旅気分が楽しめそう。

太平堂「まほろばの月」

「まほろばの月」(1個 347円)
「まほろばの月」(1個 347円)

 善光寺銘菓の「まほろばの月」は、「太平堂」を代表するロングセラー商品。薄皮の饅頭生地の中は、栗を丸ごと一個と栗の餡がぎっしりと入っています。手作りならではの優しい味わいとどっしりとした食べ応えのお饅頭です。

信濃路うさぎ屋「くるみそば」

1/3にカットして個包装した「くるみそば(ミニ)」(255円)
1/3にカットして個包装した「くるみそば(ミニ)」(255円)

 上田市の『信濃路うさぎ屋』は、杏、りんごなど地元の素材を使い、和と洋の手法で作るお菓子が人気のお店。この店を代表する銘菓「くるみそば」は、じっくり練り上げた白餡を香り豊かなそば粉の皮で包み、くるみをまぶして焼き上げた一品。そばは石臼引き信州産そば粉を100%使用。ほのかにそばの風味がする素朴な味わいが魅力です。

和泉屋菓子店「浅間山」

和泉屋菓子店「浅間山」(1個 175円)
和泉屋菓子店「浅間山」(1個 175円)

 長野県佐久市に店を構える『和泉屋菓子店』の銘菓「浅間山」は、上品な甘さとスベスベとした手触りの生地の中におぐら餡と求肥が包まれています。香ばしい皮の香りともっちりとした食感が、旅館のお茶菓子のようで懐かしさが込み上げてくる味わい。お茶はもちろんコーヒーのお供にもピッタリ。

新鶴本店「塩羊羹」

新鶴本店「塩羊羹 / 小分け」(380円)
新鶴本店「塩羊羹 / 小分け」(380円)

 明治6年創業の『新鶴本店』(下諏訪)は、海のない長野県で貴重だった「塩」を羊羹に加えることで、さらに美味しくすることを考案したお店です。発案したのは初代店主・河西六郎氏と言われています。

 小豆、寒天、砂糖と塩のなじみ具合などに苦労しながら工夫を重ね、丹念に練り上げて生まれたのが、いまや同店を代表する銘菓「新鶴 塩羊羹」です。北海道十勝産の小豆、寒天は茅野市産、そしてナラの木の薪であんを焚くなど、ガスや機械に頼らない手作りの味わいは格別です。

越後屋菓子店「月夜歌」

越後屋菓子店「月夜唄 / 2個入り」(350円)
越後屋菓子店「月夜唄 / 2個入り」(350円)

 伊那市の『越後屋菓子店』の名物「月夜唄」は、伊那地方で昔から歌い踊りつがれている「勘太郎月夜唄」という歌から名付けられた銘菓です。ほろっと口溶けの良い生地にくるみを贅沢に入れて香ばしく焼き上げてあり、食感は柔らかいボーロというイメージかもしれません。和菓子のような洋菓子のような、不思議な食感のお菓子です。

お茶元 胡蝶庵「胡蝶やわらかだんご」

お茶元 胡蝶庵「胡蝶やわらかだんご」(530円)[食楽web]
お茶元 胡蝶庵「胡蝶やわらかだんご」(530円)[食楽web]

 こちらは『胡蝶庵』の「胡蝶やわらかだんご(くるみ)」。柔らかいおもちをくるみペーストで包んだ串団子。優しい甘みのくるみペーストとお餅の相性は言うまでもなく抜群。ナッツならではのコクとなめらかさがたまりません。美容と健康にも良いとなれば、1人で2本食べても後悔なし。

栗庵風味堂「オブセ牛乳最中」、「アルクマ栗最中」

栗庵風味堂 「オブセ牛乳 くまさんもなか」(370円)、「信州限定 アルクマ栗もなか」(350円)
栗庵風味堂 「オブセ牛乳 くまさんもなか」(370円)、「信州限定 アルクマ栗もなか」(350円)

 可愛いパッケージのお菓子は、長野県のご当地牛乳「オブセ牛乳」とのコラボレーションした「オブセ牛乳くまさんもなか」と、長野県PRキャラクター《アルクマ》の形をした「アルクマ栗もなか」です。どちらもパリッと焼き上がった香ばしい最中皮に、自家製の栗餡を食べる直前に詰めた“できたて”が味わえます。作りたての食感が楽しめるのは嬉しいのですが……どちらも可愛くて食べづらいのが悩みどころ。「オブセ牛乳のくまさんもなか」は、ミルクジャムと栗餡、2種類が付いてきます。

●SHOP INFO
店名:銀座 NAGANO
住:東京都中央区銀座5丁目6-5 NOCOビル 1・2・5F
TEL:03-6274-6015(代表)
営:10:30〜19:00
休 :なし

まとめ

 東京には、まだまだいろんな地方の美味しいものを販売しているアンテナショップがたくさんあります。今後も全国津々浦々、美味しい和菓子を探して紹介していきますのでお楽しみに!

●著者プロフィール

牡丹餅あんこ
フリーライター・編集。グルメ誌、旅行誌、女性誌、Webの取材、撮影、執筆、編集、イラストを担当。さまざまな土地のお土産やご当地グルメを歩いて探すのが好き。