JR只見線沿線は美味しいお土産であふれている

初回の旅先は、福島県の会津地方、その中でも“秘境路線”として名高いJR只見線の沿線、奥会津エリア。“乗り鉄”、“撮り鉄”の方はご存知でしょうが、それはそれは素晴らしい路線です。

会津若松駅から新潟県の小出駅まで只見川の谷間に沿ってたくさんの橋を越えて走っていくのですが、驚くほどの絶景の連続なのです。

地方における貴重な情報源の一つは、各地にある道の駅です。今回、立ち寄ったのは、柳津(やないづ)町にある「柳津町観光物産館 清柳苑」でした。
そこで買える代表的なお土産物が、ご存知、厄除け(病除け)の縁起物「赤べこ」。そして“食べるお土産”のオススメは、ズバリ“山の幸”です。

レトロで愛らしいパッケージのキノコ類の缶詰の品揃えが素晴らしく、先日訪れたときは大好物の「なめこ」を購入しました。画像の通り、小さな缶詰の5連売りというスタイル。ニクらしい演出ですね。
そして会津地方に限らずですが、各地で買ってしまうもののひとつがはちみつ。はちみつに目がない筆者、土地ごとに個性的な草花の蜜を見つけると、必ず買い物カゴに入れてしまいます。

また、山間部だからこそ発達した海産物の保存食品もオススメです。物流や保存技術が今ほど発達していなかった時代に生み出された先人の知恵と、その地方の文化がたっぷり詰まっています。もちろん、美味しさも格別です。
日本海側から運ばれてくる貴重な魚介を使った郷土料も多くあるのですが、個人的なお気に入りは「棒たら煮」と「にしん山椒漬」。どちらもしっかりとした味付けと食べ応えで、日本随一の酒処である会津の銘酒との相性もバッチリ。

ついでにもう一つオススメしたい逸品が、炭酸水です。といっても、ただの炭酸水じゃありません。会津金山の“天然炭酸水”です。なんと日本で唯一、自然に地下水に炭酸ガスが含まれている天然の炭酸水という貴重なものなのです。味わい豊かで美味しく、思わず大量に買ってしまいました。
只見線に乗れば一目瞭然ですが、山深いこの地方だからこそ生まれた魅力的なお土産ばかり。このエリアを訪れる機会があれば、ぜひ何物にも代えがたい美しい景色の想い出とともに、美味しいお土産を持ち帰ってくださいね。
まとめ
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余談ですが、お土産だけでなく地方グルメにも目がない私。このエリアには、会津若松の老舗ラーメン店『うえんで』があります。日本では珍しい“山で採れた塩“を原材料に使ったここの「山塩ラーメン」は絶品です。塩味は何度も食べたことがあったので、今回は会津地鶏で出汁を取った醤油ラーメンをいただきましたが、こちらもかなりの美味さでした。地酒にグルメに、魅力の尽きない“会津”。ぜひ行ってみてください。
●DATA
店名:柳津町観光物産館 清柳苑
住:福島県河沼郡柳津町大字柳津字下平乙179
TEL:TEL:0241-42-2324
営:9:00〜18:00(12〜3月は17時まで)
アクセス:車:磐越自動車道・会津坂下ICから約10分
電車:JR只見線・会津柳津駅から徒歩約20分
店名:うえんで
住:福島県会津若松市大戸町上三寄大豆田11-3
TEL:0242-92-3253
営:9:00〜15:00
休:火