「ホワイトカレー」は白いカレー? シチュー?

今回は具で味に差がでないように、鶏肉とタマネギだけで作りました。とくに「ホワイトカレー」は、作る過程で脳がバグってしまいそうでしたが、鍋からは紛れもなくスパイスの香りが! 色味は完全に白。今回はレシピ通り牛乳を入れて作ったので、白さも際立っています。

一方、「ブラックカレー」も本気の黒色! イカ墨系の原料が入っているのかと思いきや、カレーソースを煮込む製造工程で焦げる直前ギリギリまで加熱し、黒さを引き出しているそうです。ごまペーストや玉ねぎのチャツネも色味をアシストするだけでなく、味わいに深みを出しているのでしょう。

さて、完成した「ホワイトカレー」と「ブラックカレー」を食べてみました。「ホワイトカレー」はまろやかでありながら、スパイスがしっかりきいていて、濃厚な味わいです。辛さも中辛レベルでじわっと舌に刺激が広がります。これは大人もハマる味ですよ。
もし小さな子どもと一緒に食べる場合、著者の家庭ではレシピよりも多く牛乳を入れてみました。ルウは少しゆるくはなりますが、よりマイルドになって、ドリア風に楽しめますよ。

「ブラックカレー」もご飯と対比させると、余計に黒さが際立ちます。黒は高級感が出る色味ですが、見るからにコクがありそうで、食欲をそそりますね。先ほどの「ホワイトカレー」とは打って変わって、ブラックペッパーや唐辛子などの香辛料がキレのある香りと辛さをしっかりと表現していて、どっしりと濃厚な味わいでした。
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「ブラックカレー」は、10月のハロウィンに大活躍しそうですよね! 「ホワイトカレー」は12月のクリスマスにほっこり温かな気持ちにさせてくれそう。ルウを変えるだけでご馳走感が生まれ、食卓に華やかさを演出してくれます。ぜひお試しあれ。
(撮影・文◎亀井亜衣子)