生から焼き上げる焼鳥「ミンチ」

美味しそうな地域限定メニューということで実際に食べてみました。登場した「ミンチ」は確かにお馴染みのつくねとちょっと違って、かなりシャープな形状。団子状ではなくひと繋がりのひき肉の塊となっています。

実際に食べてみると確かにつみれとは違う食感。よりサクッとした歯ざわりで極細巻のハンバーグというテイスト。味付けには濃いめの塩で肉の旨味が引き出されていてビールが進みます。

焼鳥のつみれは一度下茹でした鶏ひき肉を串に刺して焼くのが一般的。しかし、「ミンチ」は下茹でなしの生の状態から焼き上げるので、肉のエキスがお湯に逃げずに旨味が強く残っているそうです。
また下茹でがなく太くすると中まで火が通らないので、細い形状にすることでサクッとした食感が特徴的。このミンチの独特の魅力を知っている常連さんは、まず最初にミンチを5本、10本と注文するのも珍しくないそうです。
地域密着メニューや挑戦を後押しする「明石タイガー」

そんな焼鳥のミンチ、地域限定メニューということもあって今では長田区でも提供しているお店は減少。どこも行列店となっているのですが『みなとまちの焼鳥 カモメ』では店舗オリジナルの提供方法として、たこ焼きの舟型容器に入れて提供されていて気軽に味わえます。
地域密着の行列グルメが駅チカの新店舗で手軽に食べられるので、大人のビールのアテから子どものおやつまで、さまざまな可能性のあるお店とメニューとなっています。

これだけ地域密着なメニューである焼鳥のミンチを売り出す背景には、お店の関係者が長田区の出身ということが由来しているのですが、「明石タイガー」のコンセプトとも関連しています。
そんなローカルなメニューを打ち出す「明石タイガー」、ほかのお店もそれぞれに挑戦的なメニューが揃っています。