ココイチで話題の肉塊カレー再び！？「ホロ肉ドカンと豪快カレー」は旨いのか？

●ココイチの限定カレーを調査。肉塊がドカンと乗った「ホロ肉ドカンと豪快カレー」を食べてきた

　美味しいカレーと無限レベルのカスタマイズを可能にする多彩なトッピングで大人気のカレーチェーン『カレーハウスCoCo壱番屋（ココイチ）』では、11月6日より期間限定メニュー「ホロ肉ドカンと豪快カレー」を国内約500店舗限定で提供中。ボリューム超満点の一杯を目当てにお店を訪れた腹ぺこピープルズが、肉の塊とカレーを相手に美味しいバトルを繰り広げている模様です。

　今年の4月に約300店舗限定で販売され、早期完売店が続出するなど大きな注目を集めた『「　」カレー（ナナシカレー）』が、6種類の候補の中から投票で選ばれた「ホロ肉ドカンと豪快カレー」の名で堂々復活。その特徴はメニュー写真を見るまでもなく、トッピングの領域を軽く飛び越えた、文字通りの“肉の塊”である「肉塊」。真空加熱によりスプーンを挿し込むだけでホロホロと崩れるほど柔らかく仕上げられた豚肩ロース肉をシャリアピンソースで仕上げ、さらに4段階のレベル（3段階からパワーアップ）で肉塊の量を選べるという、主役のカレーライスを置いてきぼりにする豪快無比な構成となっています。

　タイミングが合わず「」カレーを食べ損ねてしまった筆者にとって、今回の再登場はまさに降って沸いた僥倖。多くのココイチ好き＆肉好きの心を震わせた注目の一杯、その実力を実食でしかと体験してみたいと思います！

圧倒的な存在感のある肉がスゴい「ホロ肉ドカンと豪快カレー（LEVEL2）」

　メニューに書かれていた「提供にお時間を頂きます」の文言から10分くらいは待つのかな…と思っていたところに、5分とかからずカレーが到着。ホロ肉の存在感がすげえ！　ホロ肉は概ね7cm×3cm×4cm（実測値）のサイズで、今回オーダーした「肉塊LEVEL2」はLEVEL1の約1.5倍＝実質3個相当の塊が乗っかっていることになります。肉塊の上にはすりおろし玉ねぎを使ったシャリアピンソースとカット玉ねぎ、ニンニクフレークの粒がかかっています。

　カレーライス（ルーはポークで辛さは普通・ライス300g）は後回しにして、気になる肉塊をチェック。果たして、本当にスプーンでほどける柔らかさなのか…おお、ほどけたー！　上面からスプーンを挿すと、肉がホロホロと繊維状に裂けていきます。この感覚は何だろ…豚の角煮の肉部分をほぐしたときに近い感じです。豚肩ロース肉なんだから、そりゃあ近いに決まってますよね（苦笑）。

　崩したところをスプーンですくい、まずはカレーを付けずに肉だけを確認。繊維質ながら筋張ったところは一切なく、とにかく柔らかいです。脂身の部分もしつこさはありません。

　肉自体に味は付いておらず、シャリアピンソースの甘っ濃い醤油ベースの味わいとニンニクフレークの風味＆旨みが、肉全体の美味しさを引き上げてくれます。カレールーを纏わせても、またルー＆ライスと一緒に食べても、当然ながら違和感はナシ。さらにシャリアピンソースがルーに混じっても、それがアクセントになってウマい。カレー自体はいつものポークカレーなのに、肉塊のおかげで贅沢感が半端ないです。

　肉塊を2個分食べ終え、肉のプレーンな味わいに変化が欲しくなったところでGABAN製プロブレンドスパイスの出番が到来。ささっと振りかけてパクっ…まろやかな塩味とスパイシーな風味が肉によく合います。この味変が食欲を再点火させ、肉塊の肉肉しい味をカレーとライスで存分に味わい切って無事にフィニッシュ。ごちそうさまでした！！

まとめ

　肉塊こと豚肩ロース肉は単に大きいだけでなく、とにかくジューシーで柔らかなのが◎。肉の本体自体に味が入っていないことでシャリアピンソースやカレールーの強い味わいと一体になり、また肉肉しさゆえに味がぼやけてきた中盤以降はプロブレンドスパイスによる味変でテイストに抑揚を付けられるようになっているなど、最後まで美味しくいただける工夫が為されていたのもナイスでした。

　その辺を踏まえると、肉塊のレベルは今回オーダーしたLEVEL2か基本のLEVEL1（1501円／税込）が最適かも知れません。肉塊をがっつり行きたい人向きには、ルーの辛さやライスの量を調整しつつ、肉の量がLEVEL1の約2倍になるLEVEL3（2371円／税込）、約2.5倍のLEVEL4（2791円／税込）で、思う存分にホロ肉の味わいを楽しんでみるといいでしょう。なお、実食の際は最後までキレイに食べ切れるよう、お腹を目一杯減らした上でチャレンジされることを強くオススメしておきます。

　美味しさはもちろんのこと、抜群すぎる食べ応えも大きな魅力の「ホロ肉ドカンと豪快カレー」。前回に引き続き早期の終売が予想されますので、オーダーはぜひお早めにどうぞ！

（撮影・文◎河西まさあき）