山梨の超人気スポット『ほったらかし温泉』で絶品「鯛塩ラーメン」を食べてきたら最高すぎた!

山梨の超人気スポット『ほったらかし温泉』で絶品「鯛塩ラーメン」を食べてきたら最高すぎた!
食楽web

●山梨県にある日本屈指の名湯『ほったらかし温泉』は温泉はもちろん、絶景を望みながら味わえるグルメも名物。実際に行って食べてきた。

 ぶどうの名産地として、または日本ワインの生産地として知られる山梨県。豊かな自然に囲まれ、日本有数の日照率を誇るため、自然を体験できるアクティビティや観光地も多数。中でもここ数年、特に人気のスポットが『ほったらかし温泉』です。

 山梨県の高台に位置するこの温泉は、棚山(標高1171m)の約700m地点にある天然温泉。富士山を真正面に甲府盆地を見下ろす眺望と夜景に定評があり、年間約43万人が訪れる大人気スポットなのです。

 温泉が目玉のこの場所ですが、温泉の入り口「展望テラス」には、2店舗の飲食店が営業しています。行ったことがある知人によると「温泉も最高だけど、絶景を見ながら食べるグルメも最高!」とのこと。そこで、実際に行ってみたので、その魅力をご紹介したいと思います。

景観が最高! 年間約43万人が訪れる『ほったらかし温泉』

内風呂でゆったりと入れる「こっちの湯」大人900円、小人400円と、眺望も広さも2倍の「あっちの湯」大人900円、小人400円がある
内風呂でゆったりと入れる「こっちの湯」大人900円、小人400円と、眺望も広さも2倍の「あっちの湯」大人900円、小人400円がある

『ほったらかし温泉』は、「あっちの湯」と「こっちの湯」の2つの温泉に別れており、それぞれ入り口と料金が異なります。どちらかを選んで入浴するスタイルです。

 気になっていた飲食店は、温泉の敷地内、「こっちの湯」の入り口手前を左に入った「展望テラス」にありました。「あっちの湯」の途中にあるのが、軽食スタンド『桃太郎』で、その奥には朝食処『気まぐれ屋』があります。

 朝食処『気まぐれ屋』の営業時間は朝のみ(日の出ごろから9時30分ごろまで)。この日は、昼前(10時頃)に到着したため、残念ながらすでに閉店していました。メニューは1種類で「朝ごはん(ごはん・みそ汁・生たまご・漬け物)」と朝にぴったりのメニューを提供しているようです。

軽食スタンド『桃太郎』
軽食スタンド『桃太郎』

 そこで、温泉に入った後、10時開店の軽食スタンド『桃太郎』でランチを食べることにしました。こちらは、うどんやそば、丼、カレー、フランクフルト、おでんなどの軽食系、さらにソフトクリームなどのスイーツなど40種類以上の幅広いラインナップを誇っています。

鯛の旨みが詰まったシンプルな塩ラーメン!

「鯛塩ラーメン」900円
「鯛塩ラーメン」900円

 今回注文したのは「鯛塩ラーメン」。しかも「中華そば」のような醤油系ではなく、鯛を使った一杯。食券を購入しスタッフに渡し待つこと約5分、「鯛塩ラーメン」を受け取り、近くのベンチでいただくことにします。

 そのビジュアルは、驚くほどクリアなスープに中細縮れ麺、ゴロッと4つ入った角切りチャーシュー。その上には小ネギが添えられています。無駄のないシンプルな構成で、味への自信がひしひしと伝わってきます。

鯛の旨みと香りを感じられるスープに驚かされる
鯛の旨みと香りを感じられるスープに驚かされる

 レンゲの底が見えるほど透明度の高いスープは、丸みのある塩味と鯛の旨みが溶け合う、バランスの良い魚介系スープです。やや塩気が強めなのは、おそらく入浴で汗をかいた後の体調に合わせて調整されていると推測します。

スープとチャーシューと相性抜群の麺
スープとチャーシューと相性抜群の麺

 麺は中細のちぢれ麺で、やや硬めに茹でられています。歯切れの良さが印象的で、麺の味もしっかり感じられます。すするごとに鯛の香りや旨みが鼻と口に届き、嗅覚と味覚で楽しませてくれます。

 大ぶりの角切りチャーシューは、よくある醤油の強い味は皆無。すっきりした塩ベースの味付けで、スープの味や鯛の旨みを邪魔することなく自然に調和しています。後半には、チャーシューの溶け出した脂がスープに混ざり合い、さらに味に深みが増していきます。

看板メニュー「温玉あげ」も必食!

「温玉あげ」200円
「温玉あげ」200円

 ラーメンと共にぜひ食べて欲しいのが、1番人気だという「温玉あげ」(200円)。たまごをサクサクの衣で揚げ、塩をふりかけた一品です。キャッチコピーは、「外はサクサク、中はトロ~リ」。

 その文言通り、食べてみるとサクッとした衣の中から半熟になった黄身が溶け出し、めちゃくちゃウマい! 脂分と適度な塩っけは、お風呂上がりに丁度いいスナックです。

まとめ: 富士山と甲府盆地を見下ろしながら食べるラーメンとスナックは最高だった

 軽食とは思えないほどのこだわりが詰まった料理が味わえた『桃太郎』。味も確かに絶品でしたがやはり最大の魅力は、富士山と甲府盆地を見下ろすことのできる景観です。温泉で身体を癒した後に絶景を眺めながら食べると、いつもより料理がくっきり美味しくなる気がします。

 季節限定のメニューもあるので、訪れるたびに新しい味に出会えるのも嬉しい限り。これから冬にかけて過ごしやすい季節になってきます。ぜひ一度、山梨の『ほったらかし温泉』を訪れて、絶景&こだわりの一杯を楽しんでみては?

●DATA

ほったらかし温泉

住:山梨県山梨市矢坪1669-18
http://www.hottarakashi-onsen.com/