本場イタリアで学んだ味。シンプルで美味しい現地の「ポモドーロ」が絶品

まずは「ポモドーロ」から。ソースの量がたっぷりで、パスタにしっかり絡みました。これは間違いなく美味! ポモドーロは日本ではメジャーではないかもしれませんが、トマトとチリ、ニンニクとシンプルながら食べごたえのある味です。お好みでオリーブオイルをかけたら、本格派のイタリアンレストランで出てくるやつです。これがレトルトというのだから驚き。
シンプルなソースが美味しいと俄然、他のソースも気になるところ。とはいえ、レトルトのパスタソースって、トマト系はそこまで外さない物が多いですが、クリーム系は正直……。未だかつて逸材に出会ったことがないので期待を込めて食べてみましょう。
たっぷり入った濃厚な「ピスタチオクリーム」

次は4種類の中で一番お値段の張った「ピスタチオクリーム」。クリームソースにパルメザン、ピスタチオを合わせた濃厚なテイスト。おすすめのリガトーニに絡めていただきました。
先ほどの「ポモドーロ」同様、ソースたっぷり! 粘度がしっかりあるのでショートパスタにもよく絡みました。これは、まごうことなくお店の味。1袋550円でも安く感じるくらいのクオリティーです。ピスタチオの香りと濃厚なクリームが相性バツグン。
市販ソースの中ではダントツの美味しさ「ポルチーニクリーム」

「ポルチーニクリーム」も期待を裏切らない香りとクリーミーさ。「ピスタチオクリーム」のインパクトに押され気味で、少し印象薄く感じてしまいました。しかしながら市販パスタソースの中で出来栄えはトップクラスです。
パレルモ伝統の「いわしとフェンネル」。新作パスタも本格派

こういう食べ方もあるのだと新鮮だったのが、「いわしとフェンネル」。シチリアの州都パレルモの伝統メニューだそうで、いわし特有の香りと旨味を生かした一品。独特な甘い香りのするフェンネルと、酸味のあるケッパーがいわしの味を引き立てています。これはワインのおつまみ決定!
「リガトーニ」と「チェレンターニ」も、パスタそのものの小麦の香りが豊かで、プリッと弾力があります。時間が経っても触感が良いので、おもてなし料理にも一役買いそうです。
調査結果
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/09/20230920-mujipastasouce01-1.jpg)
『無印良品』のパスタソースは、今回のリニューアルと新商品により、もっと美味しく進化しました。手軽なのに味は専門店級なので、仕事で疲れた日のご褒美ご飯にもピッタリです。
(撮影・文◎亀井亜衣子)