わがままな海鮮丼が作れる「勝手丼」とは?

「勝手丼」とは、場内でどんぶりごはんを購入し、一切れ単位で好きな海鮮をのせてオリジナルの海鮮丼を作れるというもの。マグロ好きなら大トロや中トロ、白身魚が好きなら金目鯛やサヨリなどを好きなだけのせられます。
「勝手丼」のいろは

勝手丼の作り方はとても簡単。場内のお惣菜屋さんでごはんを購入し、次に海鮮屋や魚卵専門店を巡って自分の好きなネタを選んで海鮮丼を作っていきます。海鮮屋などではごはんを購入できないので、そこだけ注意してくださいね。市場をぐるっと下見した後は、ごはんを買いに行きましょう。
ごはんは白米と酢飯から選べ、お茶碗半分の量から丼サイズまで幅広いサイズが用意されています。その時の空腹具合に合わせて量を選べるのはありがたいですね。お惣菜屋の前にごはんの量の見本が置いてあるところがあり、事前に量を把握した上で注文できました。

ごはんを用意したら、いよいよメインの海鮮探しです。どんぶりを持っていると勝手丼用の海鮮ネタを販売しているところから声をかけられるので、ネタを比べながら好きなところで海鮮を購入しましょう。
お店によって取り扱うネタの種類が異なるため、欲しいネタがある場合はどの店舗でそのネタを販売しているか確認しておくのがおすすめです。

ネタの値段や種類はさまざま。本州ではあまり見ないようなネタも多くあり、季節によっても取り扱うものが変わるとのことでした。一切れあたりの値段が表示されていて、購入したいものを伝えるとどんぶりにのせてくれます。
マグロやサーモンなどの切り身以外に、いくらやエビなどを選ぶと勝手丼が一気に華やかに。あまりネタを選びすぎるとかなりの値段になってしまうため、あらかじめ予算を決めておくと買いすぎを防げますよ。
好きな海鮮たっぷりの自分だけの「勝手丼」のできあがり!

好きな海鮮がたっぷりのった勝手丼が完成したら、イートインスペースへ。かなりの席数のイートインスペースが完備されているため、お昼時に訪れても席に困ることはありませんでした。
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さすが北海道。どの海鮮もプリプリで新鮮さが感じられるものばかりで感動! 旅行中は食事の回数に限りがあるので、一度にさまざまな海の幸を味わえるのも嬉しいですね。
ネタの種類にこだわりはないけどいろいろ食べたい方、予算は控えめにたくさん食べたい方には、格安で売っている切り落としもおすすめです。
調査結果
『釧路和商市場』で食べられる「勝手丼」は、まさに子供の頃の夢を現実にしたような海鮮丼でした。釧路観光の定番スポットでいただける名物グルメ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(撮影・文◎栗原香菜子)