バーガーキングの「フィッシュバーガー」は美味しいのか?

まずは、『バーガーキング』。ちなみに、注文前に転倒のメニューを見ても、ワッパー/ワッパージュニア/ダブルビーフ/チキンと、バーガーのグループ分けはあれど、フィッシュというのはありません。
ところがレジ前まで行くと、そこのメニューでようやくフィッシュバーガーを発見できます。やっぱり、フィッシュバーガーは目立たない存在なんです。

ちなみに、『バーガーキング』の「フィッシュバーガー」はセットではマックと同じ値段ですが、単品は10円高い400円です。

マックが美味しかったので、今度は期待して食べてみたのですが、これはちょっと正直、「ダメなやつだ……」とがっかりしました。

マックと比較すると、まず魚のフライが薄く、しかも揚げすぎているのか、衣が焦げた味がします。しかもそのせいか、魚の味がまったくしません。
そしてタルタルソースも量が少なくて、ピクルスの酸味もあまり感じません。もしかしたら当たり外れがあるのかもしれませんが、バーガーキングのフィッシュバーガーはあまり美味しいとは思えませんでした。まぁ、こちらはやっぱり直火焼き100%ビーフ専門の店ですし、魚に期待したのが間違いだったかもしれません。
気を取り直して、『モスバーガー』へ向かいます。

『モスバーガー』のメニューでも、やはり「フィッシュバーガー」は、下の目立たないところに載っていました。単品で390円はマックと同額ですが、ポテトとドリンクのセットにすると840円となり、これはマックより240円も高くなりますね。

いざ実食。結果から言うと、ズバ抜けて美味しい! まず、フライ自体に厚みがあります。マックより厚いと思います。だから噛むとふっくらしていて、衣の中の白身魚の美味しさをしっかり感じられます。

そして、特筆すべきはタルタルソース。このタルタルソースにピクルスは入っていないのですが、刻み玉ねぎが入っていて、これがめちゃくちゃイイ。1粒ずつがプリッと噛みごたえがあり、玉ねぎ特有の甘みもあって美味しい。
また、モスバーガーはマクドナルドと違ってバンズ自体がしっかり焼かれているので、内側の焼き目の部分がこんがりして香ばしいのも◎。この味わいが白身魚と相性抜群なのです。
モスのフィッシュバーガーはシンプルな構成ながら、もはやファーストフードの域を超えた味だと思いました。
まとめ

というわけで結論としては、フィッシュバーガーは地味だけど、食べると美味しい。そして、マクドナルドの「フィレオフィッシュ」も美味しいけど、それを超えた旨さなのが、モスバーガーの「フィッシュバーガー」でした。これからしばらく、モスの「フィッシュバーガー」にハマりそうです。
(撮影・文◎土原亜子)