KFCじゃない商品はこれだ!

解答は上の写真をご覧ください。これが『ケンタッキーフライドチキン』だけで構成された“正解写真”です。冒頭にお見せした最初の写真と比べると、すぐ違いがわかりますよね。

ケンタッキーの商品と違う点は以下のとおり。
1:ビスケットの形や質感が違う
2:バーガーにレタスが入っていないし、チキンフィレとバンズも違う
3:フライドポテトにオニオンリングが混じっている
4:フライドチキンの衣がカリカリしすぎている
では、いったいどこの製品と入れ替わっているのか、1~4まで順番に見比べていきましょう。
1は『成城石井』のホットビスケットだった!

これが一番簡単だったかもしれません。ケンタッキーのビスケットといえば、表面はサクサク、中はしっとりした生地で、非常に軽い食感が特徴。他にはない唯一無二のビスケットです。
そして今回の間違い探し写真にあったビスケットは、「成城石井の自家製ホットビスケット」。ドーナツ型ですが、明らかに背が低く、さらによく見るとマットな質感で、厚みもまったく違いますね。もちろん味も別物です。
2はファミリーマートの「ファミチキバーガー」

ケンタッキーの「チキンフィレバーガー」は、11種類のスパイスとハーブで漬け込んだチキンフィレ、レタス、オリーブオイル入りのマヨネーズ、それらをふかふかのバンズで挟んだ大人気商品です。
しかし間違い写真に写っているバーガーは、実はファミリーマートで販売されている「ファミチキ」をファミチキ用バンズではさんだ「ファミチキバーガー」なのです。

レタスがないのと、チキンの衣の質感と色が違うので、見比べると一目瞭然ですね。両者ともに同じように骨なしチキンを使用していますが、当然、似て非なる味わいです。
3はモスバーガーの「オニポテ」

今回の間違い探し写真に載っているのは、モスバーガーの「オニポテ」(フレンチフライポテト&オニオンフライ)でした。
KFCのフライドポテトは、やや太めで、じゃがいものホクホク感があり、しょっぱ過ぎない絶妙な塩加減も特徴で、味の濃いチキンとの相性が抜群の名脇役です。そしてケンタッキーにはオニオンリングはありませんので、明らかに間違い。
4のチキンの一部がモスバーガーの「モスチキン」

最後に、ケンタッキーの看板商品である「オリジナルチキン」。骨から身がほろりと外れるあのやわらかさ、そして肉のジューシーさ。これは、フライヤーで揚げているのではなく、圧力鍋でじっくり時間をかけて揚げているからこその食感。だから、衣はカリッとした部分としっとりした部分が同居しています。
しかし、間違い写真にあるチキンは、衣がカリッカリしすぎていると思いませんか? これ、モスバーガーの「モスチキン」なのです。こちらは米粉を入れてサックサク、カリッカリに仕上げているのが特徴です。
というわけで、4つの間違い、みなさんは気づきましたか?
(撮影・文◎土原亜子)