おこげが決め手!「カップヌードルパエリア味」で作るパエリア!

用意するのは、「カップヌードルパエリア味」と冷やご飯(茶碗1杯分)です。
まず最初に「カップヌードルパエリア味」の中身をカップから取り出し、ジッパー付き保存袋に入れて、棒などで叩いて砕きます。粉々に叩きすぎず、麺を大きく割り砕くイメージが良いです。後々、その短い麺の食感が生きてきます。

砕いたら、それをもう一度カップに戻し、そこに水を入れます。分量は具材がひたひたに浸る程度。

次に、フライパンに油を敷き、ご飯を炒めます。全体がほぐれて熱が通ったところで、さきほど砕いて水に浸した「カップヌードルパエリア味」を投入し、さらに炒めていきます。

炒めていると、魚介とサフランの香りが立って、まさにパエリアの方向が立ち上ります。この時点ですでに美味しそう。
よく混ぜたら弱火にして蓋をして数分待機。炒め蒸しのようなイメージで「カップヌードルパエリア味」の風味をご飯によくなじませます。
そしてここからが重要です。蓋を開けて強火にします。するとフライパンに接しているご飯がカリッとしてきます。そう、おこげですね。

ちなみにパエリアの本場バレンシアでは、この「おこげ」が非常に重要で、美味しいパエリアは美味しいおこげがあるのが定石。この“即席パエリア”も同様で、カリッと香ばしいおこげがあればあるほど美味しいので、しっかりおこげを作っていきましょう。
焦げ付かないか心配な人もいるでしょうが、しかしご安心を。砕いたカップヌードルを入れているので、おこげがかなり作りやすいです。割とすぐに砕いた麺の部分がカリッと香ばしいおこげになってくれます。
というわけで出来上がったのがこちら。

ちなみに、もっとおこげをたくさん楽しみたいという人はさらに強火でご飯を押さえつけるように加熱してみてください。まるでスペイン風の焼きおにぎりのような感じになります。

いざ食べてみると、おこげが香ばしいうえ、魚介のエキスがおこげに凝縮して、めちゃくちゃ美味しいです。
筆者は「カップヌードルパエリア味」をそのまま食べるよりも、これで作る即席パエリアのほうが、手間はかかりますが、かなり美味しいと思います。ぜひ試してみてください!
(撮影・文◎土原亜子)