【実食】名物「うずら豆」は程よい甘さでやみつきになる

『鈴屋食品』で大人気の商品がこちらの「うずら豆」です。煮豆の中でも、甘く煮られたうずら豆は半つきにされていることが『鈴屋食品』での特徴。
ほくほくのうずら豆はあんこのように甘く、豆のざらりとした食感が甘さと共に舌になじんで残ります。その余韻でもう一口、もう一口と箸が止まりません。餅菓子屋だったというのがわかる旨さ。疲れたときに一口食べれば、優しい甘さがじんわりと体に広がり、癒やされます。
ごはんのおかずに追加するなら「きんぴら」と「さといも」

ご主人おすすめの「きんぴら」と「さといも」も購入してみました。太めに切られたきんぴらは、歯ごたえがあるのにやわらかい。程よい濃さの甘じょっぱい味は、しょう油と砂糖のバランスの良さで箸がすすむこと間違いなしです。

さといもは甘辛くもちもちで、口の中でとろけていき、ペロリと食べてしまいます。絶妙な調味料の配合による味付けはどうやっても家で再現することはできません。ぜひ一度味わっていただきたい。
根強いファンが多い「ところ天」

総菜以外のおすすめが「必ず鈴屋食品でしか買わない!」というほどのファンがいる「ところ天」。専門店から仕入れたところ天は1本売りで、注文するとその場で天付きに入れて突いてくれます。
ところ天の、にゅるりと麺のように出てくる様子は、見ているだけで気持ちが良いですよね。なめらかな口あたりで、食欲がない時でもスルリと胃に入るから不思議です。

別売のタレ(15円)をかけていただきます。一口食べれば、ぷるぷる、しこしこ。酸味のあるタレとよくからみ、テングサの味でさっぱりします。さらに、ごまをかけると香ばしさもプラス。夏は冷たく冷やして食べたいですね。
まとめ
『鈴屋食品』は、仲見世の入口にある守り神のような存在です。立石の人々の胃袋を守り続けているご主人と女将さんの想いが詰まった総菜と選び抜かれた食品は、今日も私達の心と身体に染み渡る心地よく懐かしいおいしさを運んでくれます。
(撮影・文◎乃々)
●SHOP INFO
鈴屋食品
住:東京都葛飾区立石1丁目18-6
TEL:03-3697-6068
営:10:00~18:00
休:水、木曜