厚さ3cmのカツがカレーの海に! 「デカ盛り!カツカレー」1222g

目の前にやってきたのは大皿にどーんと盛られたカツカレー。早速計測です。直径27cmのお皿に重さは1222g、カツは約17×9cmで厚さ約3cm。サラダは40g(共に器の重さを除く)。ほぼ想定通り、1kg超えのカツカレーです。
計測を終えて早速一口。最初はほんのり甘く、後から辛さがブワッとやってくるスパイシーな味です。食べ進めると舌に辛さが蓄積されていく大人のカレーという印象です。そしてカツは衣しっかり系、厚みがあって食べ応えバッチリ。黒コショウ? がいいアクセントになっています。ザクザクむっちりで、ルーとの相性もいい。この10切れ、存在感抜群です。
そしてお米は雑穀米。だから時々プチプチがやってくるのもいい感じ。ゴハン、ルー、カツそれぞれが食欲をさらに増加させてくれます。

「カレールーは、ターメリックやコリアンダー、パプリカパウダーなど15種類のスパイスから作っています。元々は母のレシピですね。たっぷりのフルーツを入れるので優しい甘味になっているんですよ」と話すのはオーナーの山口さん。
そもそも、カツカレーをメニューに入れようとした際、ちゃんと厚みのあるカツにしようと考えたそう。そこでカツのサイズにルーとゴハンを合わせていったらこのボリュームになったとのこと。トンカツのお肉自体は120g前後ですが、衣をつけてあげると200gぐらいになるそうです。

ちなみにランチタイムは「15穀米のランチプレート」もおすすめで、日替わりのおかず、カレールー2種類がワンプレートに。SNSなどで写真を載せているので、それを見てから行くのもおすすめです。
店内のBGMはジャマイカのレゲエやスカ。時々ジャズも流しているとのこと。「最近はやっていないですが、コロナ前はDJイベントなどもやっていましたね」と店主。そろそろ復活を期待する人も多い気がします。
ここにきたら注文したい地元酒!「I(ハート)千住ビール」

そして、カレーを食べに、またはバーとして飲みにきた時に、ぜひオーダーしたいのが地ビール「千住ビール」。千手在住のビアテイスターが作ったビールで、千住の飲食店で飲めるのはガクだけだそうです。
アンバーエール、つまりホップの強めの苦味と香り、そしてカラメルのような麦の香ばしさを感じられるビール。だからカレーと一緒に飲んでも負けない存在感があります。

ちなみに、「デカ盛り!カツカレー」は多い日で1日4~5食の注文が入るとのこと。また、最近では「焼きカレー」(960円)が人気で、「玉子とソーセージの焼きカレー」(1070円)も好評だそうです。また、17時~20時はハッピーアワー。ビールやサワーをお得な値段で楽しむことができます。
心地よい音楽と美味しいお酒、そしてデカ盛りのカツカレー! もし家の近所にあったら週一でフラッと通って常連になりたい「CURRY BAR GAKU(カレーバー ガク)」。北千住は、街散策というか探検を続けたら、ほかにも面白いお店がいっぱいあるような気がします。これからもデカ盛りはもちろんですが、気になるお店を見つけて紹介したいと思います!
(取材・文◎いしざわりかこ)