ゴハンの高さ約15cmのマンガ盛りにたっぷり豚野菜炒め定食計2126g!

待つことほんの数分。目の前にやってきたのは、背脂がかかったヤサイ山盛り、コロコロチャーシュー入りの豚野菜炒め。早速計測です。
豚野菜炒めは直径26.5cmの皿に高さ約11cm、重さは1397g。ゴハンは直径11.5cmのお椀に高さ約15cm、重さは625g。そして唯一普通サイズのワカメスープは直径12cm、重さ104g(全て器の重さを除く)。トータル2126g。約1.4kgのおかずを、約0.7kgのお米とスープで味わう、2:1の割合です。

「野菜炒めはモヤシ、ニンジン、キャベツ、ニラ、タマネギで、チャーシューはバラ肉でとろけるような柔らかさに仕上げています。味付けは焦がし醤油と“豚骨塩”。豚骨スープをベースに作ったものです。うちのラーメンのスープは骨から18時間煮込んで豚の旨みを骨の髄から引き出したもの。ウチでしか出せない味付けなんですよ」と話すのは店長の保科さん。
定食はゴハン、スープつき。「ヤサイだけで800gです。ここにチャーシューやタレがプラスされます」とのこと。

そもそも、なぜラーメンのお店なのに野菜炒めを始めたんですか?「野菜炒めは6/1からスタートしたばかりの新メニューになります。きっかけは、ラーメン以外のもので、より幅を広げたいと考えたからなんですよ。なので、今後は定食のバリエーションを広げていく予定です。ステーキとゴハンや、ホルモン野菜とゴハンなども考えています」。
でもなぜ、ラーメン以外のメニュー第一弾が野菜炒めに?「だって野郎ラーメンを作り続けて、野菜を焼くことはプロ中のプロですからね。ラーメン用だけではもったいない。むしろなぜ今までやってなかったんだろうというメニューです。得意なところを展開していこうと思ったんですよ」とニッコリ。だから看板の「野菜を炒めて13年」なんですね。

食べてみると、強火で一気に仕上げただけあって、もやしもキャベツもシャッキシャキ。チャーシューはほぐれる柔らかさだし、背脂の甘みとトロッと溶けるのが絶妙! ラーメンに乗っていて美味しいんだから、当然ご飯と食べても間違いない。
お肉がチャーシューだから、味がしっかり入っているのもゴハンを加速させる要因の一つ。タレが多めで、背脂トロトロです。豚野菜炒めの濃いめのしっかりした美味しさで、ご飯1:豚野菜1のバランスで進んでしまいます。
そしてこのタレ、遠くに豚骨を感じる。これが“豚骨塩”効果? 途中まで食べすすめたところで、ハッと思い出し、無料トッピングの揚げ辛玉を追加! すっごいラーメン感だけれど、ゴハンと一緒だと辛さと甘さが引き立つような、メリハリの効いた美味しさに。そしてカレー粉はよりゴハンを加速させるブースターの役割に。そのままでも美味しいけれど、味変もいいっ!
「おすすめは+10円のマヨネーズ。味変に最強ですよ」と店長。わかる、絶対にここにマヨネーズ足したら背徳的な美味しさになる。ちなみに+10円で背脂マシ、+80円で生卵もチョイスできるので、さらなる贅沢な旨みを追求するのもオススメです。

今後は定食と並行して丼ものも発売予定。「辛い麻婆丼やチャーシュー丼、野菜炒めのあんかけ丼などを出したいと思っています。ゴハンにぶっかけ、期待してください!」。
第一弾は野菜炒めですが、今後ラーメン以外のゴハンものメニューが広がることになる『野郎ラーメン 秋葉原本店』。デカ盛りシリーズはもちろんですが、『野郎ラーメン』らしい、味変も楽しい定食や丼メニュー、期待しています!
(取材・文◎いしざわりかこ)