巨大すり鉢で登場! 衝撃のデカさ・ボリュームの「チャレンジ 超大盛り!」3890g

カウンターの皆様に注目を浴びつつ、目の前に置かれた「チャレンジ 超大盛り!」。早速計測です。直径31cmのすり鉢に高さ約20cm、重さは3890g(すり鉢の重さを除く)。まじですか~! そりゃ他のお客さんも写メ撮るって。
「公式では3kg強なんだけどね~。スープは豚骨醤油、麺は極太麺で、茹で前900g。具はチャーシューとモヤシキャベツでモヤシは1kg、チャーシューは150~200g。無料トッピングの背脂もたっぷりだよ」と話すのはオーナーの岩崎誠さん。かなり豪快なもの作っちゃったんですね。

「チャレンジ 超大盛り!」はシェアNG。時間制限なし、ペナルティなし。完食できた人は店の壁「完食の壁」に名前やメッセージ&チェキの写真を残せます。まさに栄誉! 完食できなかった人も「挑戦者の壁」に書き込み可能。
そうなんです、オープンしたてのこの店は、お客さんが壁にメッセージを書き、一緒に店を完成させていきましょう、というコンセプト。オープンして1ヶ月未満の段階では、完食の壁、挑戦者の壁にまだ書き込みはなし。完食第一号、どんな人なんだろう。

もぉ見ただけで完敗。一般的な胃袋を持つ身としては、神の領域である約4kgを一気に食べるのは不可能! 同行者の頼んだ「らーめん」(800円)と比べてこの差! 一応計測したらこっちは1412g(器の重さを除く)。あはは~。普通が1412gの店で、チャレンジメニューを頼むって暴挙すぎたっ!
お店の人に謝罪しつつ、最初からギブアップを宣言。3890gと1412gを2人でシェアして食べることにします。秒でギブアップするってかなりダメでしょ。そして本来なら、「らーめん」完食して、次に「大盛りらーめん」完食して、「チャレンジ 麺大盛り!」に行けるかどうか判断すべきでしょ。段階を踏まなかった自分に猛反省です。

とにかく、行けるまで頑張る! ということで食べ進めると、背脂入りの豚骨醤油スープは濃厚な旨さ、そこに極太麺がガツっとくる、そして啜るとモヤシや背脂が絡んで旨みが強い! 濃厚トロトロと、麺もちもちと、モヤシシャキシャキってやっぱり素敵です。本当に美味い。満腹中枢が何か言い出す前にと、ペース早め、ガンガン攻めていきます。
卓上には「バリ男の食べ方」なるポップが置いてあります。「其の壱・まずはそのまま三割食べ進む、其の弐・ニンニクを入れる、其の三・特製唐花を入れる 最後に・麺を食べ終えたら酢を入れて」。ということで、まずは3割食べるべく、モヤシの山や極太麺を食べすすめていきます。

しかし、さすが3890g、食べているのに、ずーっと食べているのに、ちっとも減った気がしない。山が平らになった気はするが、果たして3割食べたのか? スープの下にはどれくらい麺や野菜があるの? 減っているのか不安になってくる。
こんな時は迷わずニンニク投入! それまでまろやかな甘みを感じる美味しさだったのが、一気にパンチの効いた香りと旨みに。さらに自家製唐辛子「特製唐花」もぶっこむ! と言いたいけれど、辛すぎると大変だからちょっとずつ投入。この特製唐花、中盤以降で入れて正解! すっごい辛い。でも、入れることで一気に味変に。バチッとくる旨辛に一気に変わります。卓上に、らーめんドンブリ&スプーンで大量に特製唐花が置いてあるから、ついどっさり入れたくなっちゃうけれど、かなり危険。ちょっとずつ好みの辛さに調整するのがおすすめです。

スープまで完食はできないとしても、せめて麺と具は完食したい。コシの強い極太麺は、中盤になってもしっかりもちもち。たとえ表面上は少しに見えても、箸ですくうとどっさり出てくる。底の見えないスープの中にまだまだある~。
そんな中、スープの下に沈んでいた、温かいチャーシューを発掘! 最初の時より柔らかい食感に進化している。旨みもトロトロさもアップ。これならいけそう! と、最後のチャーシューを食べたところで限界ギリギリ。胃とか脳がストップ、というかサイレンを鳴らすというか。喉のところまで満腹。限界ギリギリまできても美味しく感じられるって、やはり『バリ男』のラーメンってすごいと思う。

食後3時間過ぎても満腹感が継続した「チャレンジ 超大盛り!」。同行者に助けてもらい麺と具を食べ切ったところでギブアップ。スープを残したことをお店の人に伝えると「スープ以外を食べ切っただけでもすごいですよ」と笑って許してくれました。
店を出た後はあくびが出まくり。限界ギリギリの満腹になると、人ってとっても眠くなる。消化のため胃袋に身体中の血が集中しているのか頭もボーッ。腹が飛び出たボケボケのポンコツ状態に。なので、仕事や授業などでスケジュールが過密な日とか、しっかりしたい日には避けた方がいいと思います。ホント眠くなっちゃうから。
6月頭現在で完食者がいなかった「チャレンジ 超大盛り!」。果たして今後、誰がこの公式3kg超え、実質3890gを完食するのかっ? フードファイター? 行徳在住者? バリ男リアン? 今後の展開を楽しみにします!
(取材・文◎いしざわりかこ)