濃厚甘辛醤油ダレがマヨキャベツにもゴハンにも合う! 豚ロースの「上豚丼(大)」(1100円~)1131g

目の前にやってきたのは、ツヤツヤのやや厚みのある豚肉が食欲をそそる丼です。早速計測。直径18cmの器に高さ約11cm、重さは1131g。お味噌汁176g、サラダ60g(全て器の重さを除く)、たくわん2切れを含め、トータル約1.4kgのボリュームです。
「公式には、ゴハンは昼750g、夜700g。お肉は300gですね」とマダム。お肉の上にかかっているのはゴマ?「いえいえ、ブラックペッパーと山椒ですよ」。丼の2/3を豚ロース肉、1/3をマヨネーズがかかったキャベツの千切りが覆っています。サラダもついているし、バランスもいい気がします。

早速一口! 濃いめの甘辛醤油味は豚肉との相性完璧! 肉の厚みも程よく、後から山椒とブラックペッパーの香りがふわっと鼻から抜けていきます。旨い! ブラックペッパーが効いていて、下のゴハンをどんどん食べたくなる! そしてキャベツのシャキシャキとマヨネーズで濃厚な甘辛醤油をリセット、さらに味噌汁で、もう一回肉&ゴハン! これは止まらない。
「味付けはしっかり目にして、ゴハンが進むようにしているんですよ」とマダム。確かにこれは進む。もぉ、豚肉にかぶりついて、ゴハンをワシワシとかっこんでと、クセになる、ハマる美味しさです。

そもそも、なんで1kgレベルの大盛りを出すようになったんですか?「南平には、中央大学の体育連盟の寮があるので、運動してお腹をすかせた学生さん向けの定食屋さんや中華料理のお店などがいろいろあってね。だから周りを見て、うちも大きいサイズを出すようになったんですよ」。なるほど。体育会系学生の住む街に大盛りの店あり、ってことですね。デカ盛りあるあるです。
「でもねぇ、最近では大盛りを出す店も少なくなって。今ではうちともう一軒ぐらいなんですよ」とマダム。実はお隣にあった中華料理のお店も大盛りを出していたそうですが現在はクローズ。ちょっと残念な気もします。

「いずれの丼にせよ、大を頼んだ場合、食べ残しは厳禁。でも持ち帰るのは構わないので、無理しないで食べて欲しいですね」。もし残すことになったら持ち帰り、ですね。
ちなみに店ではテイクアウト注文も可能。そして2022年から某配達サービスもスタート。メニューは丼モノを中心に10品ほどで、日野市内及び近隣エリアが配達圏内になるそうです。
そして「うちで一番インパクトがあるのは『とり天丼』ですね。山になっているから。相撲部の学生さんでも苦しそうに食べているんですよ」とニッコリ。相撲部所属の大学生が苦しむボリュームの「とり天丼」、めちゃくちゃ気になる!

「丼も美味しいけれど、うちに来たらやはりホルモンを食べて欲しいですね。ホルモン鍋は味噌系で2人前1000円から。豚の大腸、いわゆるシロコロ、テッポウだと1400円です」。2人前で1000円~なら値段も良心的です。
次回は鍋を食べて、シメに普通サイズの丼、もいいなぁ。でも山盛りと聞いた「とり天丼」も気になる。となると、また近いうちに食べに来ねば。京王線で高幡不動とか、京王八王子に用事があったときはまた寄ろうと思う、クセになる美味しさの丼でした。
(取材・文◎いしざわりかこ)