黄色に輝く幸せの山! 薄焼き卵で包まれたお正油オムライス約0.9kg

目の前にやってきたのは、こんもりとした山盛りのオムライス。白いソースと七味がかかっています。早速計測。直径26cmの皿に高さ10cm。重さは901gで、サラダは171g(ともに器の重さを除く)。トータル約1.1kgのボリュームです。
「カレーの大もりより食べ応えがあるわよ」と店のマダム。ということは、ランチメニューで一番食べ応えがあるメニューってことですよね。カレーの1kgの場合、ルー効果でスイスイ行けちゃうことが多いけれど、液体がほぼないオムライスだと、カレー以上にお腹にドスっと来るってこと?

早速一口。「お正油オムライス」、だけれど、チャーハンみたいに醤油がグイグイ来る感じではなく、やはり洋食。色は薄いけれど、味はしっかりしていて、あとから七味がふわっと口の中に広がります。マイルドだけれどピリッとしまっている、という感じです。
「薄焼き卵の上には七味とマヨネーズ。中のゴハンの具は鶏肉、タマネギ、緑と赤のピーマンですよ」とマダム。隠し味にナンプラーを入れているとのこと。だから醤油オムライスだけれど、醤油が前面に出てない、程よいバランスになっているのかも。

「うちはゴハンのお店。夜でも飲むお客様よりゴハンを食べに来る人が多いの」とマダム。元々ランチタイムにカレーを出していたそうですが、ルーが売り切れたことがあり、その時にオムライスを作って出したのがきっかけなんだとか。そこからいろいろな種類のオムライスを提供するようになったそうです。「今ではカレーよりオムライスを食べに来る人が多いんですよ」とニッコリ微笑みます。
なので、夜のメニューを見せてもらうと、「お正油オムライス」の他に、「ケチャップオムライス」や「カレー風味のオムライス」(各1480円)など色々。中には、一体どんなものなのか気になって、思わず頼みたくなる、「ホットドックオムライス」や、パワフルそうな「スパイシーポークオムライス」(各1650円)なども。これは夜にもう一度来なくては!
「ホットドックならトッピングはケチャップとマスタード、ポークジンジャーならカレー粉とマヨネーズ。それぞれ違うんですよ」。なるほど! もちろん一番人気は「お正油オムライス」だそうです。

そして気になる、女子もり、男子もりとは?「最初は女性向けに少なめのボリュームで出していたのを「女子もり」、って言っていたことからですよ。そのうち小・中・大を女子、男子、大もりって表記するようになったんです」。ちなみにカレーも含め、大盛りは出る日は1日7食ぐらい出るとのこと。初めて来るお客さんの場合、まずは「男子もり」を食べて、どれくらいのボリュームかわかったのち、「大もり」を注文するのがオススメとのこと。
王道の薄焼き玉子の中に、シンプルな具だけれどナンプラーの隠し味が効いたオリジナリティあふれる炒めゴハンに、マヨネーズ&七味がはまって、どこかクセになる美味しさの「お正油オムライス」。もやしがシャキシャキの中華ドレッシングサラダも好相性でした。次回は他のオムライスメニューを食べに、再訪決定です!
(取材・文◎いしざわりかこ)