見た目は普通の「チキンビリヤニ」。しかし中を掘削してみたら!

待つこと数分、目の前にやってきたのはいい香りの「チキンビリヤニ」。ライスはバスマティライス、香辛料の複雑な香りが一気に漂ってきて美味しそう~。そして驚きは生タマネギのくし切りが添えられています。かじりながら食べるってこと?
「ビリヤニには、ガラムマサラ、ウォールマサラ、コリアンダーなどのスパイスに、フライドオニオン、唐辛子などが入っています。辛さも好きな段階で選べますよ」とシェフのビシュノさん。小鉢のヨーグルトはデザートではなく野菜入りの「ライタ」。ヨーグルトたっぷりサラダ、といった感じです。

一応計測してみると、幅26cm、奥行き19cmのオーバル皿に重さ576g(器の重さは除く)。1.5人前サイズ? おそらく複数で来て、カレーとシシカバブとかサモサとかいろんなものを食べつつビリヤニもシェア、みたいなサイズ感。
早速食べるぞ! とスプーンを深く入れたところで発覚。ん? ビリヤニの下が褐色。もしかして?「ビリヤニの下にチキンカレーがあるんですよ」とシェフ。おお~! そういうことだったのか! カレーチャーハン好きにオススメのビリヤニってこういうことだったとは。
パラッパラのスパイシーなビリヤニに、しっとりチキンカレーの二段構造。しかしぱっと見にはわからない。サプライズ感のある「ビリヤニ」です。

そしてこの「ビリヤニ」。「炊飯してから1日混ぜて、炒め直してからカレーに載せています」とシェフ。だからパラッパラなんですね。炒めているからチャーハン要素もある。まさに「ビリヤニ」のカレーチャーハン。下に敷かれたカレーはチキンがゴロゴロ。旨みたっぷりです。
そもそも、なんで「ビリヤニ」の下にカレーを隠したの? と聞くと笑顔で「Looking good!」。見た目かぁ~。でもビリヤニ、カレー、ビリヤニ&カレーで味わえるのでちょっぴり得したような気分にも。シェフの遊び心を感じます。
「ビリヤニ」もカレーも結構スパイシー。なので、途中で生タマネギをかじると、なぜか甘く感じる。生タマネギを添えるって、スパイシー系料理といいのかも。なんか意外な発見です。
平日ランチはセットメニュー、週末バイキングでもビリヤニが味わえる

ちなみに、平日ランチタイムにはサラダ、ソフトドリンク付きの「チキンビリヤニセット」(1050円)があるほか、土日11:00~15:00のランチバイキング(大人1090円、子供600円)でもビリヤニを出しているそうです。
ということで、カレーチャーハン好きにオススメのビリヤニの正体は、カレーが隠れていたビリヤニ、ということでした。ビリヤニもカレーも結構スパイシー、なので生タマネギやヨーグルトサラダでリセットしながら味わうのがいいバランスです。次回は週末のランチバイキングで、他の料理も楽しみたいと思います!
(取材・文◎いしざわりかこ)