キーマカレー&フライドライス!これがインド料理店の「カレーチャーハン」

目の前にやってきた「カレーチャーハン」は、茶色というよりオレンジ色に近い色合い。挽肉たっぷりのルー、そして半球型のチャーハン。ルーの中にあるのはゆでタマゴ。これまたオレンジ色です。
「カレーはチキンのキーマカレー。辛さは1のマイルドから5の激辛まで5段階から選べます。フライドライスは卵、長ネギ、チキンティッカが入っていますね。いつもは日本のお米ですが、バスマティライスにも+300円でできますよ」とオーナー。ちなみに大盛りは+200円とのこと。

チキンティッカとは、スパイスとヨーグルトで漬け込んだ鶏肉の切り身を窯でじっくり焼いたもの。中華料理ならチャーシューが具になっている場合が多いけれど、インド料理のチャーハンならチキンティッカ! おぉ~、こんなところに違いが。ちなみに、チャーハンの隠し味には醤油も入っているとのこと。インド、中国、そして隠し味に日本ってこと?
「いえいえ、チャーハンは別に中国だけのものじゃないですよ。インドの人もフライドライス、チャーハンは普通に食べます。カレーとお米はインドのスタイルでしょ」とオーナー。確かに。チャーハンって呼ぶと中国っぽいけれど、フライドライスって考えれば当たり前かぁ。ちなみにfried rice、直訳すると焼き飯、炒め飯。だから炒飯。

チャーハン改めフライドライスは、塩胡椒がきいたシンプルなしっとり系。だけどチキンティッカ効果でほのかにスパイスの香り、そして単体で食べるとゴマ油の風味も。チャーハン、カレーともに油がしっかりきいているけれど脂っこくはない。そしてキーマカレーが肉たっぷりなので、鶏肉の旨みもしっかり感じられます。
ちなみに撮影したカレーの辛さは5段階中2の「ノーマル」。辛さより、スパイスの香りがたった美味しさ、という感じです。

メニュー表に「カレーチャーハン」が一番目立つところにあったけれど、もしかして?「そうですね。『カレーチャーハン』は一番人気のメニュー。あと『カツカレー』も人気です。オススメなのは日替わりセット1100円。タンドリーチキン、サラダ、スープ、カレー2種がついて、ナンのおかわりOK。もちろんソフトドリンクもついていますよ」。ナン食べ放題でカレー2種、確かに魅力的です。
そしてカレーで人気なのは、バターチキンカレー、マッシュルームホウレンソウカレー、マトンカレーとのこと。そして、チキンビリヤニ、マトンビリヤニも外せないメニューとのことです。

形は半球形でチャーハンっぽいけれど、チキンティッカ入りでインド料理らしさを感じるチャーハン、いや、フライドライスに旨みがしっかり感じられるサラサラのチキンキーマカレー、オレンジ色に輝くゆで卵がいいバランスだった『カレー アラジン』の「カレーチャーハン」。セットのマンゴラッシーまで、どれも美味しくてあっという間に完食!
キーマカレーだからかもしれないけれど、インド料理のカレーチャーハンは、中華料理系カレーチャーハンよりもさらっとした口当たり。スパイスでシャキッとしたい、エネルギーチャージしたい、というときにオススメですよ!
(取材・文◎いしざわりかこ)