朝にぴったりな澄んだ美味しさ! 五臓六腑にじんわり染み渡る~

すいていたせいもあり、注文してからおそらく3分かからない? あっという間に目の前にやってきた朝ラーの「サバ節らーめん」。澄んだ醤油系スープに、海苔、チャーシュー、ネギ、ナルトで、オーソドックスな印象です。
「朝だからさっぱりを意識していますね」と話すのはラーメンを作ってくれた寺脇さん。透明感のあるスープは豚1:魚2で作り、かえしと香味油で味を整え、最後に背脂で完成。
そして麺は自家製麺で、細麺ストレート、茹でる前で100g。「大盛り150gは追加料金なしでサービスしますよ」とのこと。実はここ、「大成食品」という製麺会社がやっているお店。なので麺の美味しさには自信あり!

そもそも、朝ラーを始めたきっかけは?「時短要請ですね。昨年の9月15日から始めました。もともとは23:50まで営業していたんですが、その分朝早くに開けることにして。反響は結構あって、中野で他のラーメン店でも朝ラーを始めたところが出てきているみたいですよ」とのこと。ということは、ゆくゆくは中野で朝ラー巡りができるようになるのかも?
朝ラーで食べられるのは「サバ節らーめん」1種。そして朝しか食べられない時間限定メニュー。「昼間は、やはり若い人に人気の豚骨スープが多く出ますね」。だから、食券機のボタンの大きいところに「特製豚そばplus」があったんですね。

ランチタイム以降、通常の営業時間では、毎月11日にワンコイン(500円)で食べられるサービスデーが。基本は毎月11日ですが、不定期で1日や21日に行うこともあるとのこと。
今まで23時台の遅い時間まで営業していたのに、朝早くからの営業になって、体が大変じゃないですか? と聞いたところ「いや、もともと鶏スープを作るために朝4時過ぎに来ていたので、早番の時と変わらないよ~」と明るい返事が。
クリーミーでとろっとろな鶏白湯スープは乳化している為、丁寧に濾す必要があり、時間をかけて作っているそう。なので、サバ、豚はもちろんですが、時間をかけて作っている鶏白湯スープのラーメンもぜひ味わってほしい、とのことです。

醤油ダレ、ほのかに甘みを感じるサバのスープに、スープをしっかり絡めて吸い上げる細ストレート麺。ほんのり感じる背脂のコクなど、まさに朝向き、ホッとする美味しさの朝ラー「サバ節らーめん」。近くに住んでいたら毎日食べにきたくなる、飽きのこない美味しさでした。次回、中野で朝イチの仕事や用事があったらまた食べに来ます!
(取材・文◎石澤理香子)