ところどころにあるコゲもいい感じ! 山盛り焼きスパゲティ約1.5kg

目の前にやってきた「カルボ・山」。確かに山です。こんもりしている~。早速計測です。直径14.5cmのお皿に高さ約12cm。重さは1,524g(器の重さを除く)。パスタが公式1000gだから、具やソースで約0.5kg、ということでしょうか。
見た目はクリームソースにベーコンやマッシュルームでカルボナーラっぽいけれど「うちの『カルボ』は、麺を茹で置きしてからフライパンで焼くので外はカリッと、中はモチっとしているんですよ」。と店長。
一般的なカルボナーラは麺を茹でた後ソースに絡めているけれど、ここの「カルボ」はソースとパスタをフライパンで炒め合わせたもの。なのでクリームが強く感じられるそうです。

早速一口! フライパンで焼いているから、焦げている部分がいい感じにカリッとしています。口に入れるとモッチモチ。ソースはコクがあって濃厚な味わいです。確かに、一般的なイタリアンの店にも、喫茶店にもありそうでなさそうな、ここでだけでしか味わえない美味しさ。よくあるクリーム系スパゲティより、ソースとの一体感を感じます。

パスタはやや太麺。なのでフォークに巻くと一口大のボリュームがあっという間に完成。これ、フォークよりお箸の方が食べやすいかも。と、途中から箸に変えて食べ進めます。完食するための攻略法を店長に聞くと「卓上の味変アイテムを活用して、食べ飽きないようにするといいですよ」とのこと。

卓上には、タバスコ、ギャバンのブラックペッパー、そしてオレンジ色の粉が。これは何?「チーズパン粉になります。濃いめの味になっているんですよ」
ということで、チーズパン粉をかけてみると、いきなり味がキリッと変化、濃くなった! 味変効果すごい。チーズパン粉、多めにかけたら、ビールとの相性が良くなりそうな気がします。それまではまろやかな美味しさだったのが、メリハリのついた美味しさに。すごいぞチーズパン粉!

ちなみに「山」で注文する人は1日に1人ぐらいいるとのこと。残した場合持ち帰ることができますが、単品でシェアは基本禁止。1人1品注文を、とのこと。
ランチタイムにはほぼ満席、並んでいる人はもちろん、テイクアウトを買いに来た、地元の人らしきラフな姿の人も。お客さんは圧倒的に地元のサラリーマンやご近所さん、というのも納得です。
浅草観光のついでに行きたいな~、とかであれば、姉妹店の『スパゲッティスタンド カルボ』が雷門通りにあるので、こっちで食べるのもおすすめ。浅草寺からも割と近い場所にあります。
テイクアウトのサイズは「大」までなので、「山」サイズを食べるならお店へ。なかなか浅草に行けないよ~、という人のために、現在冷凍販売を試作中で2021年春には完成予定だそうです。ネット販売、楽しみにします!
(取材・文◎石澤理香子)
●SHOP INFO
店名:スパゲッティストア カルボ
住:東京都台東区浅草3-42-6
TEL:03-5603-0203
営:11:30~14:30、17:30~22:00(各L.O.) ※緊急事態宣言解除までは11:30~20:00
休:火曜
https://www.carbo2010.com