ガッツリ食べたい人も大満足!ボリューム抜群のハンバーグカレー

今回向かったのはランチタイム。席についてメニューを見ると、今回のお目当て、ハンバーグカレーを発見。ハンバーグのサイズは200g~500gで選べるようになっています。
ちなみにハンバーグ(ライス付き)もハンバーグは200gから。和牛使用の牛100%ハンバーグで、和風オニオンやペッパーなど5種類のソースからセレクトできます。肉の大きさが選べるってやっぱり大事。今日は思いっきり食べるぞ~って勇んで店に入ったのに、150gのみ、とかだとちょっぴり切ない。体が肉を欲しているときは、お財布が許す限りボリュームアップしたい!
ということで、「ハンバーグカレー(400g)」(2230円)にゴハン大盛り+150円に決定。出来上がるのをのんびり待ちます。

縦24cm、横30cmの大きなお皿に盛られて出てきたのは、キラキラと輝くハンバーグカレー。いいツヤしています。ゴハンとルーの境界線上にハンバーグがドン!
ということで、早速計測。ハンバーグが乗っている中央の高さは約8cm、24×30cmのオーバル皿の、縁限界までルーがかけられています。
「うちのカレーは食べたら懐かしいカレーですね。家庭のカレーを店の味として作っています。牛スジを大量の赤ワインで半日煮込んで、ほぼ水分は加えず、ニンジンやタマネギ、ナスなどの野菜とじっくり煮込んでいます。野菜がほぼ溶けきったところで、カレーのスパイスを入れて仕上げているんですよ」。とオーナーの印南さん。なので、見た感じ野菜はわかりません。多少ニンジンらしきものがあるかな? ぐらい。

早速一口! まずはたっぷりのルーから。最初はほんのり甘みが、後からじんわり辛さがやってきて継続する感じ。野菜と牛スジの旨みを最大限引き出していると思われる、深みのある美味しさです。オーナー、家庭的って言っていたけれど、これ家で作れたら凄すぎです。
ハンバーグもカレーも、旨みがすごい勢いでとろけ出す!

続いてゴハンと一緒に一口。カレーのスパイシーさをゴハンの自然な甘みが包みこむ感じ。うわ~、テンションが上がる美味しさ。肉の旨い店はカレーがうまい説、ここでも立証です。おそらく牛すじの柔らかなとろみの中に、濃厚な旨み。ゴハンと一緒に食べると、さらに引き立つ感じがします。

そして、中央にあるハンバーグを一口! うわっ。なにこのまろやかさ。ハンバーグなのに、なめらかでトロトロでフワッフワ。「ハンバーグはミディアムで焼き上げているので柔らかいんですよ」とオーナー。とはいえ、想像の上をいくフワ&トロ感です。
カレーは飲み物、というウガンダ大先生の教えがありましたが、『牛舎』の場合ハンバーグカレーも飲み物です。とろける。ほぼ噛まずに味わえる! ということで、食べ進めるうちに、どんどんスプーンとフォークの動きがスピードアップしていきます。溶けていくような感覚だから、口にどんどん運んじゃう。美味しい~がずーっと口の中で継続していきます。

そもそも、なんで大盛りを出すようになったんですか?「若いときはめちゃくちゃ食べたので、若いお客さんが来て大盛りを注文した際、これだけ? って言われたら悲しいので、大盛りにしているんですよ」とニッコリ。大食いの気持ちは大食いだからこそわかる、ってことですね。
ちなみに、末広町の店から徒歩15分ほどの場所に小川町店があるほか、隣駅に浅草橋店があります。浅草橋店では同じハンバーグを炭火焼きで出しているとのこと。スモーキーな香りがプラスされて、また違う美味しさなんだろうなぁ。そっちも気になります!
和牛使用、牛100%の手ごね“フワトロ”ハンバーグに、牛スジたっぷり、とろっとろのカレー。あまりの美味しさに、気がついたら完食。しかも、さほど時間をかけずに平らげてしまいました。1.2kgじゃ足りない、もっと食べられる! と自信がある方は、特盛でも注文可能。直径約50cmの巨大皿にドーンと盛り付けてもらえますよ。
(取材・文◎石澤理香子)