
大自然の魅力を生かした伊豆再生計画が着々進行
90年代のバブル崩壊を境に衰退していた温泉街・熱海(静岡県)がV字回復を遂げ、昨今、若い観光客やインバウンド需要で活況を呈しています。それと同じく、熱海より先の伊豆エリアもまた「大人のリゾート地」として復活していることをご存知でしょうか?
1961年、伊東~下田を結ぶ伊豆急行が開通し、熱川・稲取・下田といった温泉地や今井浜・白浜などの人気海水浴場を擁する伊豆エリアは、80年代に年間観光客数6000万人を超える一大行楽地として栄えたものの、バブル崩壊以後の経済停滞により、近年は観光客が半数近くまで減少していました。

しかし、2011年の伊豆急行開業50周年を機に、東急電鉄や伊豆急行、地元観光協会や民間企業が、伊豆地域を盛り上げるべく一丸となって再生プロジェクトを実施。新たな産業として大規模なオリーブ栽培もスタートし、2017年には観光列車「THE ROYAL EXPRESS」の運行を開始するなど、新たな観光客の誘致に成功。再び人気を取り戻しているのです。
この“新生伊豆”を盛り上げる、注目の地中海料理レストランについて、その魅力をご紹介していきましょう。