グラスフェッドビーフは栄養価の高さと肉の旨みが魅力
ウルグアイ産の牛肉は2019年に19年ぶりに輸入が解禁され、日本の大手チェーンレストランとしてブロンコビリーが初めて導入しました。約60日かけてチルド状態のまま船便で日本に届けられるそうです。

ウルグアイは国土の88%が牧草地。ウルグアイで飼育された牛は栄養価の高い牧草のみを食べて育った「グラスフェッドビーフ(牧草牛)」となっています。グラスフェッドビーフは良質な赤身肉で、鉄分が多く、アンチエイジングにも効果的なオメガ3脂肪酸も含まれています。また、一般的な牛肉よりもカロリーや脂質が低く、ダイエットやトレーニングをしている人にとっても最適な牛肉なんです。

そんなウルグアイ産「炭焼き 超厚切り熟成サーロインステーキ」がこちら。150g/200g/300g/400gから選べるようになっており、女性でも300gをペロリと平らげることが多いのだとか。

ちなみに、ブロンコビリーはステーキソースが付いておらず、テープルに置かれたオリジナルブレンドの「レインボーペッパー」「ピンクソルト」「ガーリックソルト」をかけて食べます。シンプルながらも肉の味わいを引き立ててくれるラインナップですね。

それでは塩コショウをかけていざ実食! グラスフェッドビーフといえば「臭みがある」「パサつきやすい」といったネガティブな話を聞くこともありますが……このステーキは全然違います。臭みやパサつきはほとんど感じず、一般的な赤身肉に比べるとさっぱりしています。

「サーロイン」といえば脂が多いイメージでしたが、ウルグアイ産牛肉は脂身が少なく、肉の旨みをしっかり感じながら食べられる印象です。脂が少ない分、噛みごたえはあるのですが、決してパサついてはいないので、幅広い年代の人が食べやすいお肉かもしれません。
欲張りたいときは名物ハンバーグとのセットもおすすめ
ブロンコビリーといえば、「炭焼き粗挽きビーフハンバーグ」も忘れてはいけません。粗挽きのミンチを使用したハンバーグはしっかりした食感で、むしろステーキを食べているような錯覚すら覚えます。

岩塩を付けて食べることで、脂と肉の旨みが口いっぱいに広がるのがこのハンバーグの魅力。外はカリッと、なかはふっくら仕上がっているのも炭火焼きならではといえるでしょう。
サラダバーはブロンコビリーに来たら必ずオーダーするべし
今回、ステーキのクオリティの高さに大満足でしたが、ブロンコビリーといえば「サラダバー」の存在も忘れてはいけません。ファミレスのサラダバーとは思えないほどサラダのラインナップが充実しており、野菜を食べるためにブロンコビリーに来る人もいるのだとか。

ブロンコビリーのサラダバーの特徴として挙げられるのが、季節の食材を使った「惣菜サラダ」。このサラダは「ジュニア野菜ソムリエ」の資格を持った従業員が年5回開発するというこだわりぶりです。秋のサラダバーでは、イチジク、かぼちゃ、きのこ、銀杏を使用した惣菜サラダが用意されており、さらに季節限定で「雪下人参ドレッシング」も登場しています。

また、産地と鮮度にこだわって仕入れた野菜や果物は、各店舗で提供する直前にカット調理しているので、フレッシュな状態のサラダが楽しめます。

さらに、果汁100%ジュースやお酢ドリンクが揃うドリンクバーや、自社で開発した5種類以上のジェラートバーなど、ほかのファミレスではなかなか見かけないサイドメニューにも注目です。

今回、実際に取材をするまで「まぁファミレスだしな」と侮っていたことを大反省しました。まさかここまでクオリティが高いとは、ブロンコビリー恐るべし! 近くにお店がある人はぜひ一度足を運んでみてください。
(取材・文◎今西絢美)
●DATA
店名:ブロンコビリー