JR拝島駅から徒歩約15分。国道16号・東京環状の道を挟んで米軍基地、という場所にあるのが、多摩地区を代表するアメリカンダイナー、『DEMODE DINER（デモデダイナー）福生』。ハンバーガーだけで19種も種類があるこの店の名物が「福生2ポンド ビッグタワーバーガー」です。
そもそもこのバーガーが誕生したのは10数年前。ご当地グルメとして「福生バーガー」を作ることになり、他の店にはないインパクトを打ち出すべく、タワーバーガーが生まれたとのこと。
注文して10分ほどでやってきた姿は……高い！ 他の席に座っていたお客さんもおもわず振り返ってみるほどの高さです。裾野に添えられているのは山盛りのフライドポテトに4種のソース。すごいインパクトです。
ちなみに上から、バンズ、オニオンリング×3、レタス玉×2、ベーコン、パテ、チーズ、パテ、トマト、レタス、バンズ、ここでまず1セット。
そしてバンズ、ベーコン、パテ、チーズ、パテ、レタス、トマト、レタス、バンズ。ざっくり言えば2つのダブルバーガーが串に刺さっている状態。ただし尋常じゃないレタスやでっかいビーフパテなども挟んである、という感じでしょうか。
お皿を含め高さは約43cm。ただしお皿は厚さのない、プレーンなプレートなので、実質の誤差は2～3mm、ほぼないものかと思われます。バンズを手で潰してひと口で、なんて絶対に不可能！
実際、このバーガーを注文すると人数分の皿とフォーク＆ナイフも一緒に運ばれてきます。ひとつひとつを串から外して、お皿に乗せてフォークやナイフで食べるか、バーガーを包むペーパーで程よいサイズに再構成して食べるスタイルです。
バーガー、ポテト、ソースの重さは1,438g。ちなみに某有名ハンバーガー店のハンバーガーは1個108g。ポテトやソースがあるとしても、約10倍のボリュームはあるかと思われます。
バンズやパテ、巨大レタスなどを皿に取り分け、いよいよ実食！ バンズはほんのり甘く、みっちりドッシリとしたビーフパテとの相性はバツグン。濃厚な味をレタスがさっぱりとリセットしてくれます。
ビーフパテは、塊肉を挽くところから成形、調味まですべて店オリジナル。粗挽きなので肉感がスゴイ！ ワイルドジューシーな味わいです。1個200gのパテが全部で4枚。トータル800gもあるうえ、ベーコンやチーズなどが、さらに濃厚な旨さとなっています。
このハンバーガーに欠かせないのが4つのソース。自家製マヨネーズはコショウが効いていてレタスに合うし、ケチャップやサルサはポテト攻略に最強！ アメリカンタルタルはパテにもオニオンリングにも合う爽やかな味。どのソースもどの具材にも絶妙なアクセントになって食欲がアップします。
濃厚なおいしさなので、口の中をスッキリさせてくれる炭酸はマストアイテム。おすすめは「デモデモンスターソーダ」（702円）。ピンクレモネードやコーラなども相性抜群です。
ちなみに「福生2ポンド ビッグタワーバーガー」は平日ランチタイムは注文不可。平日17時以降、土日は終日注文可能です。オーダーするお客さんの中には、じゃんけんして買った人が上からとっていくなど、みんなでワイワイ楽しみながらシェアする人が多いとのこと。トマトやレタス、アボカドなど、追加トッピングでさらなる高さを目指すことも可能です。
基地の町福生で、映画で見たようなアメリカンダイナーのインテリアに囲まれて、笑っちゃうぐらい高さのあるハンバーガーを食べるって、かなり楽しい！ 写真映えもハンパないです！ 次回来る時は、もうひとつの名物バーガー、2段重ねのビーフパテからチーズが流れ落ちる「ナイアガラチーズバーガー」（2,138円）にも挑戦するぞ～！ と心に誓ったのでした。
（取材・文◎石澤理香子）
●SHOP INFO
店名：DEMODE DINER（デモデダイナー）福生
住：東京都福生市熊川1121
TEL：042-530-6614
営：11：30～21：30、金・土・日・祝～22：00（LO各30分前）
休：なし ※2018年12／31と2019年1／1は営業時間に変更あり
