TEA SQUARE MORIHANの蔵カフェで味わう、名物「抹茶モンブラン」

施設内の工場で製造した抹茶のスイーツやドリンクが味わえるのは、森半が長年利用していた蔵を改装して作った落ち着く雰囲気の蔵カフェ。

こちらの名物メニューは、国産の和栗にたっぷりと宇治抹茶を練りこんだ「抹茶モンブラン」。注文すると、専用の絞り機を使って目の前で絞ってもらえるのですが、緑色の糸状の抹茶モンブランクリームが色鮮やか。

一口食べてみると栗の香りと抹茶の風味がシンクロ。絶妙のバランス感覚で口の中に幸せが広がります。
モンブランの底には焼き菓子のメレンゲが敷いてあるので、ふんわり食感だけでなく、サックリとした食感のコントラストも楽しめるスイーツとなっています。
![生どら焼き 抹茶280円 [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/12/20251214-morihan07.jpg)
カフェのお隣にはテイクアウト商品を中心とした菓子工房があるのですが、そちらの名物は自家製の皮にもクリームにも抹茶が練り込まれた生どら焼き。ふんわりとした皮にたっぷりと包まれたクリームは、抹茶の香りも濃厚なのに滑らか。
合わせて味わいたいのが、お抹茶。こちらのカフェでは、抹茶だけでもさまざまな価格帯で提供されていますが、今回味わったのは一番高級な徳昔(とくむかし)。

目の前で点ててもらうお抹茶のきめ細やかさと鮮やかな色合いにビックリ。苦みは控えめで甘みと旨味を感じ、重厚な味わいを楽しめました。
お抹茶は価格帯によって甘味と苦みのバランス、味の濃淡の違いがあり、その日の気温などTPOに応じて最適なシーンがそれぞれ違います。「せっかく京都で本格的なお抹茶を飲みたい」人にはぜひ味わってほしいですね。
お茶菓子や抹茶をお土産に

カフェやお菓子工房の手前には、カフェで実際に飲んだ抹茶の茶葉やお茶を練り込んだ焼き菓子なども販売しています。
さらに茶器なども販売しているのですが、人気なのがこちらの「CHASTA(チャスタ)」。取っ手のない透明な急須で一人暮らしに最適なサイズ。

「お茶っ葉は欲しいけど急須がない」など、パックタイプのお茶しか選べないという人も多いと思います。そして急須を買ったら、使う分には満足しつつも「意外と大きい、しかもフタの部分が小さくて茶葉が取り出しづらい」と感じる人にぴったりな新しい急須となっています。

優れた急須を買ったら美味しいお茶も手に入れたいもの。あらゆる種類のお茶が販売されていますが、筆者のイチオシは“ほうじ茶”。大きな茶箱から香ばしい香りのお茶をたっぷりと袋詰めしてくれます。「炒りたて茎ほうじ茶」はスッキリした味わいで、普段の食事にもよく合います。
『TEA SQUARE MORIHAN』を訪れ、お茶の魅力にふれる素敵な京都体験をぜひ。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
TEA SQUARE MORIHAN
住:京都府宇治市小倉町久保78
TEL:050-5590-8702
営:店舗 9:30~17:30、蔵カフェ・菓子工房10:00~17:00(L.O16:30)
休:日曜 ※お盆・年末年始は休業
https://www.kyoeiseicha.co.jp/morihan
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。





