メインは濃厚デミグラスの「ハヤシライス」と、甘辛な「カレーハヤシライス」
![60~100円でトッピングを追加できる。プラス100円で大盛りも可 [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/03/20250316-tonpei04.jpg)
メインメニューは「ハヤシライス」と、大人味の甘辛カレー「カレーハヤシライス」。トッピングは粉チーズと卵(全卵/卵黄)、カレー風味の駄菓子・BIG KATSU(ビッグカツ)の3種類があります。今回は「ハヤシライス(卵黄)」を選んでみました。

お皿にはルウとご飯、卵黄が盛られていて、副菜はコールスローとポテトサラダ。豚肉がとにかくほろほろで、口の中でとろけるやわらかさです。ハーブと一緒にじっくり煮込んで細かくなった豚肉がどっさりと入っており、ところどころにゴロっとした塊もあります。
ハヤシライスといえばトマトの酸味を効かせたものが多いですが、こちらは濃厚で深みのあるデミグラスソースがベース。卵黄を崩して食べるとまったりとしたコクが加わり、味わいがまろやかになります。
スパイスペーストで楽しむ大人の味変

「これをお使いいただきますとスパイスカレーに変わります。本格的な味ですよ」とおすすめされた味変スパイスペースト。インドの炊き込みご飯・ビリヤニを提供する姉妹店『DIAMOND BIRYANI』で作られています。
少し加えてみると、鼻に抜ける爽やかな香りと辛み、旨みが複雑に合わさってまた違った美味しさに。普通のカレーでもスパイスカレーでもない、ハヤシライスでもない。全てを良いとこどりしたような贅沢な味わいが楽しめます。卓上には「辛増しチリパウダー」も置かれているので、辛党も満足できるはずです。
カレー激戦区・中津で「ハヤシライス」を選んだ理由

大阪の中でも、有名なスパイスカレー専門店が軒を連ねる中津エリア。
「カレーライスやったら皆さん今までのところに行きますから。一般的なハヤシライスはトマトベースで甘酸っぱくて、そしてお肉が牛。それをここでお出ししても、たぶん皆さん『なんやこんなハヤシライス』ってなるでしょ」とご主人。カレー激戦区での差別化を図るため、あえて違うものを選んだそうです。
「なかなかでしょ。皆さん美味しいって言っていただきますね」と嬉しそう話す姿が印象的でした。
ここでしか出会えない記憶に残る味
オープンから4年になる『林家とん平』。週4日営業、1日30食限定のハヤシライスはテレビでも紹介され、奈良や神戸から訪れるお客さんもいるのだとか。こだわりが詰まった逸品をぜひ味わってみてください。
(撮影・文◎安達春香)
●SHOP INFO
林家とん平
住:大阪府大阪市北区中津3-5-12
TEL:090-5732-9169
営:11:00~14:00(売り切れ次第終了)
休:日・月・金曜