【仙台グルメ】昭和の味を守り続ける純喫茶『エルベ』の「塩味スパゲティ」がウマい

昭和の味を守り続ける純喫茶『エルベ』の「塩味スパゲティ」がウマい
食楽web

 昭和の香り漂う純喫茶の味が、仙台に生きていました。オフィスビルの地下にひっそりと佇む『喫茶エルベ』。その隠れ家のような店内で出会った「塩味スパゲティ」は、シンプルなのに心を揺さぶる一皿でした。

 牛タンやずんだ餅、冷やし中華といった名物がひしめく仙台。その一角に、昭和の面影をそのままに、変わらぬ味を守り続ける喫茶店があります。店があるのは仙台・一番町、南町通沿いの「南町通有楽館ビルディング」の地下。看板のある入り口をくぐると、まるで時が止まったような昭和空間が広がっています。

 この店の看板メニューが「塩味スパゲティ」。喫茶店ならではの「焼きスパ」スタイルで、ナポリタンが主流の中、塩味のスパゲティがひときわ人気を集めているんです。

 オーダーから数分後、シンプルなビジュアルの「塩味スパゲティ」が目の前に運ばれてきます。

 太めのスパゲティに、ウィンナー、キャベツ、玉ねぎのみ。ひと口食べると、塩味の中に野菜の甘みがじんわりと広がり、ウィンナーの旨みが絶妙なアクセントになっています。

 そして驚くべきは、その麺のもちもち感。実は、一度茹でた麺を一晩寝かせることで、独特の食感を生み出しているのです。さらに、シンプルな塩味の中には、店主だけが知る“秘密の隠し味”が潜んでいるそうです。

 まさに、昭和の喫茶文化が生んだ究極の一皿。初めて食べるのに、どこか懐かしく、思わず涙腺が緩んでしまいます。

 この『喫茶エルベ』の「塩味スパゲティ」、昭和世代にはたまらない味わいであることはもちろん、若い世代にも新鮮な驚きを与えてくれるはず。そして、これほどの逸品が800円という良心的な価格で楽しめるのも嬉しいのです。

●SHOP INFO
喫茶エルベ

住:宮城県仙台市青葉区一番町1丁目1−30 南町通有楽館ビルディング B1F
TEL:022-262-1980
営:ランチ・喫茶タイム11:30~17:00(L.O.16:30)、ディナータイム17:30〜21:00(L.O.20:30)
休:日曜
*ディナータイムはチャージ料350円
https://www.kissa-elbe.com/