酒麹ならではのふっくら感とコクに感激!

この『わおん。』、店長さんが利酒師の資格を持っているとのこと。運営している小田急レストランシステムにも、社内に数人の唎酒師がいるほか、さらにそれよりも上位の「酒匠」の資格を持つ人もいるそう。日本酒に詳しい人たちが生み出したからあげなのです。これは楽しみ!
まずは券売機で食券を購入。筆者は「唐揚げ定食」(900円)と「唐揚げ(単品)」(480円)をセレクト。単品のからあげは夜のおつまみとしても提供されています。

数分待つと、食券にプリントされたナンバーで呼ばれ、カウンターまで受け取りに行きます。ごはん、味噌汁、漬物とメインのからあげ。やや大ぶりなものが4個盛り付けられています。

さっそく実食。ひと噛み目で衣と肉の絶妙な一体感が歯に伝わってきます。衣というより、肉の表面が香ばしく仕上がっているという印象。「パリッ!」でも「カリッ!」でもない、「サ~ックリ」としたやさしい歯ざわりです。酒麹にしっかり漬け込んでいるだけあって、全体的にふっくらとした食感。歯が衣を巻き込みながら肉に沈み込んでいきます。

そして肉にはかすかな甘みも。味付けにニンニクを使用していないせいか、全体的に爽やかで肉自体の甘みがダイレクトに感じられます。しかも味にはコクもある。う~ん、これはウマい! テイクアウトもできるので、持ち帰ってご飯のお供や家飲みのアテにもピッタリですね。
まとめ

夜の立ち飲みタイムでは「牛すじ煮込み」「ポテトフライ」なども提供されているそうです。次回は夜に訪問して、日本酒と一緒にこのからあげを楽しみたいと思います。
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。