東京・最新スパイスカレーの名店6選

多彩な香りを漂わせ、口内だけでなく全身を、そして魂まで熱くする! そんなスパイスカレーの注目店を厳選してご紹介!

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名店の魅力が口内で融合
ひと皿に宿るカレー文化の新境地

カレーノトリコ@秋葉原

インド風カレー&牛すじドライカレーあいがけ 1,200円。選択制の具材のなかでもオススメはタンドリー風に焼き揚げられたチキン。表面はパリッと中はジューシーだ。 素揚げの野菜やフライドオニオンなども含め、多彩な食感が楽しめるのも魅力 | 食楽web
インド風カレー&牛すじドライカレーあいがけ 1,200円。選択制の具材のなかでもオススメはタンドリー風に焼き揚げられたチキン。表面はパリッと中はジューシーだ。 素揚げの野菜やフライドオニオンなども含め、多彩な食感が楽しめるのも魅力 | 食楽web

 インド風カレーと銘打たれているが、まず熟成された野菜のエキスが染み渡ったスープの上品さに驚かされるだろう。口へ運んだ瞬間に香る個性的な風味は、振りかけられたリーフ状のカスリメティによるものだ。ホールスパイスを噛みしめると、爆発的に広がるカレーらしい香り。

 あいがけのドライカレーを食べ進めれば鶏豚 牛の旨みが加わり、より力強く印象的な味わいとなる。今まさに口 のなかで料理の仕上げが行わているような、驚きにあふれる感覚だ。

 「修業中に完成させた最高のカレーを、分解して再構築したひと皿となりました」。ベースとなるのは修 業先である神保町の老舗『ボンディ』と『エチオピア』のハイブリットと語る店主の田邊周平さん。ドライカレーは新宿『カフェ・ハイチ』出身の兄弟子からアイディアを得たという。つまり都内を代表する各名店の魅力が口のなかで融合する訳だ。なるほど、熟成されたカレー文化に変革をもたらす新しい香りが、このひと皿から漂うのも納得である。

(左)具材はチキン以外に野菜、インド豆、エビなどがセレクト可。+150円で追加もOK。(右)初回は10段階の辛さ調整が可能と説明する田邊さん。ポイントカードに記載すれば次回は+10辛までオーダーできる
(左)具材はチキン以外に野菜、インド豆、エビなどがセレクト可。+150円で追加もOK。(右)初回は10段階の辛さ調整が可能と説明する田邊さん。ポイントカードに記載すれば次回は+10辛までオーダーできる

●SHOP INFO

カレーノトリコ

店名:カレーノトリコ

住:東京都千代田区神田須田町2-15-1
TEL:非公開
営:営:11:00~14:00、18:00~21:00、土曜は12:00~15:00(売り切れ次第閉店)
休:日・祝
予算/1,000~2,000円 個室/なし カード/不可