今すぐ行きたい!東京・最旬「スパイス酒場」4軒

近年、スパイス料理をつまみに酒が飲める店が急増している。和の食材あり、焼肉あり、めくるめくスパイスの世界を堪能できる4店。もちろん、〆には絶品カレーも!

酒飲みのツボに響く
スパイス酒場

SPICE BAR コザブロ|本駒込

(左)「大山鶏」250円と「オーストラリア産ラム」200円。スパイスとハーブが爽やかにきいたチャトニをつけながら味わう。(右)「おまかせ前菜5種盛りS」1,000円。好みの5品が選べる
(左)「大山鶏」250円と「オーストラリア産ラム」200円。スパイスとハーブが爽やかにきいたチャトニをつけながら味わう。(右)「おまかせ前菜5種盛りS」1,000円。好みの5品が選べる | 食楽web

「もともとはカレーやスパイス料理をやりたかったわけではないんです。目指していたのは焼き鳥屋だったんですよ」

大きな体を揺らしながら笑うのは、『コザブロ』の店主、菅原孝三郎さん。聞けば、菅原さんの出自は、上野の焼き鳥酒場の人 気店『文楽』。後に築地の老舗カレー店『中栄』に勤めることになったのも、当初は独立した際に居酒屋のランチ営業で出すカレーを学ぶことが目的だったとか。それが研鑽を積むうちにカレーの奥深さに魅了され、スパイスでつながる仲間が増え、気づけば『中栄』で年を過ごしていた。そうして構えた自らの店。ただ、焼き鳥からスパイスへと心移りしたものの、”飲み屋“という原点は当初と変わっていない。

ひとり客でも安心して飲めるカウンターもさることながら、少ポーションのつまみも充実するなど、とにかく酒飲みのツボをよくおさえている。そこにまたスパイスの香りと刺激が加わるのだから、酒が進むのは当然。こんな気軽なスパイス酒場、ありそうでなかなかない。

カレー2種盛り(1,200円)。写真はワインビネガーで酸味をきかせたラムキーマビンダルーと、サメのカレーのあいがけ。気仙沼産の青鮫を使い、レモングラスとコブミカンの葉を加えたタイ風テイスト。ターメリックライスも実に香り豊か
カレー2種盛り(1,200円)。写真はワインビネガーで酸味をきかせたラムキーマビンダルーと、サメのカレーのあいがけ。気仙沼産の青鮫を使い、レモングラスとコブミカンの葉を加えたタイ風テイスト。ターメリックライスも実に香り豊か

●SHOP INFO

SPICE BAR コザブロ

店名:SPICE BAR コザブロ

住:東京都文京区向丘2-34-8
TEL:03-6874-1597
営:17:00~24:00、土11:00~15:00、17:00~24:00(日・祝17:00~21:00)
休:月
予算/2,000~3,000円
個室/なし カード/不可