想像以上に本格的!アマノフーズのフリーズドライ食品がワインのお供にぴったりな理由

「3種のチーズのクリームパスタ」は60秒で完成

 実は筆者は、以前からアマノフーズの大ファンです。数年前に実家からアマノフーズの味噌汁のギフトセットが送られてきたのが出会いで、お湯を注ぐだけでイチから作ったような本格的な味噌汁が完成することに心底驚きました。

 1人分の味噌汁を作るのは面倒ですし、種類が多くて飽きないのも同社のフリーズドライが好きな理由。1983年に味噌汁を発売して以来、現在では約200種類のラインナップが揃うそうです。今回は「三ツ星キッチン」シリーズ、「ビストロリソット」シリーズ、「シチュー」シリーズをいただきました。

「三ツ星キッチン」シリーズの「3種のチーズのクリームパスタ」は、アマノフーズのフリーズドライ食品としては初のパスタ。他社からもカップのスープパスタは発売されていますが、カップ麺と同じように少し時間を置く必要があります。しかし、こちらのメニューは60秒で完成するのが特徴です。

「3種のチーズのクリームパスタ」(864円/4食・以下同)のほかにも、「焼なすとトマトのクリームパスタ」「枝豆とサーモンのクリームパスタ」が揃う。
「3種のチーズのクリームパスタ」(864円/4食・以下同)のほかにも、「焼なすとトマトのクリームパスタ」「枝豆とサーモンのクリームパスタ」が揃う。

 短時間で復元させるために、フリーズドライの製造工程の研究を重ねたそう。さらに、フリーズドライに適したパスタの開発には、専用の金型をイタリアで特注するというこだわりぶりです。

商品企画から開発までに約2年かかったこだわりのひと品だ。
商品企画から開発までに約2年かかったこだわりのひと品だ。

 実際に食べてみると、想像以上にソースが濃厚で、これはちょっとコクのある白ワインに合わせたくなります。パルメザン、ゴルゴンゾーラ、ゴーダの3種類のチーズを使用しており、ベーコン、しめじ、まいたけなどの具もしっかり入っています。肝心のパスタもモチモチしていて、フリーズドライだとは言われないと気付かないレベルです。

ボジョレーヌーボーにもぴったりな「トマトとチーズのリゾット」

 続いては、「ビストロリソット」シリーズの「トマトとチーズのリゾット」をいただきます。このリゾットがすごいのは、玄米や押し麦を加えることで、歯ごたえも楽しめるようになっている点です。

「トマトとチーズのリゾット」(864円/4食・以下同)以外に、「3種のチーズリゾット」「ほうれん草とチーズのリゾット」「カルボナーラ風リゾット」がある。
「トマトとチーズのリゾット」(864円/4食・以下同)以外に、「3種のチーズリゾット」「ほうれん草とチーズのリゾット」「カルボナーラ風リゾット」がある。

 商品企画から開発までに約1年半を要したこちらのリゾット、たしかにおかゆとは違ってむぎゅっとした食感を感じますし、トマトの酸味とチーズのコクのバランスも絶妙。ソースに近い色のロゼや明るい色の赤ワインに合わせると良さそうです。また、ボジョレーヌーボーはフレッシュな赤ワインですし、このトマトソースにも合うでしょうね。

この食感を追求するのに、マーケティング担当者と研究開発担当者であちこちのレストランを食べ歩いたそうだ。
この食感を追求するのに、マーケティング担当者と研究開発担当者であちこちのレストランを食べ歩いたそうだ。

 これがお湯を注いでたった30秒でできるのですから、ワインのお供はもちろんのこと、ちょっとした夜食としてもおすすめです。

「コクと旨みのビーフシチュー」はアレンジ次第で上品な一品に

「シチュー」シリーズからは「コクと旨みのビーフシチュー」を実食。お湯を注いでよくかき混ぜるだけのシチューですが、これがなかなか本格的なんです。

「コクと旨みのビーフシチュー」(1,497円/6食・以下同)のほかには、「クリームシチュー」「ボルシチ」もある。
「コクと旨みのビーフシチュー」(1,497円/6食・以下同)のほかには、「クリームシチュー」「ボルシチ」もある。

 実際に食べてみると具がごろごろ入っていますし、普通のビーフシチューです。隠し味には黒糖を使っているらしく、フリーズドライだからといって本物よりも味が劣ることは一切ないことを思い知らされます。

フリーズドライとは思えないような仕上がりに驚かされるはず。お湯を注いでとろみが出るまでかき混ぜるだけでOK。
フリーズドライとは思えないような仕上がりに驚かされるはず。お湯を注いでとろみが出るまでかき混ぜるだけでOK。

 ビーフシチューをアレンジするなら「シチューポット」はどうでしょうか。丸いパンをくり抜いて、なかにシチューを流し込むだけで構いません。このまま食べてもいいですし、チーズを載せてオーブンで焼けば、かなりリッチなひと品になります。これに合わせるのは濃い目の赤ワイン。ビーフシチューのほろ苦さとの相性は抜群です。

フリーズドライ食品をアレンジして使うという発想がなかったので、このアイデアは斬新だった。器のパンをちぎってシチューに浸しながら食べよう。
フリーズドライ食品をアレンジして使うという発想がなかったので、このアイデアは斬新だった。器のパンをちぎってシチューに浸しながら食べよう。

 ちょっとワインが飲みたいと思ったときにアマノフーズのフリーズドライ食品は、手軽なおつまみとして大活躍すること必至。これからのパーティーシーズンに向けて、気になるフリーズドライ食品を試してみてくださいね。

●著者プロフィール

取材・文/今西絢美

編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。