台湾と京都の人気ロースターが初コラボ!「DOMO CAFE」でコーヒーのトレンドを体感!

「小倉ホットサンドウィッチ」は甘じょっぱさがたまらない

 さらに、コーヒーに合わせたいのが「小倉ホットサンドウィッチ」(550円、セット900円)。こちらはカフェ・ヴェルディの看板メニューで、宝泉堂謹製丹波大納言の粒あんと、求肥を使ったホットサンドです。

京都の有名店「進々堂」の食パンを使用。京都出身の身としては、それを聞くだけでも食べたくなってしまう。
京都の有名店「進々堂」の食パンを使用。京都出身の身としては、それを聞くだけでも食べたくなってしまう。

 ほどよい甘さの粒あんと、少し塩気のあるカリカリに焼かれたトーストとの相性は抜群。添えられたバニラアイスを載せれば、ひんやりしたスイーツに早変わりです。見た目は派手ではないものの、食べたときの満足感は想像以上。これはぜひ試していただきたい一品です。

店内ではコーヒー豆の販売も行っている。販売している量は多くないので、早いもの勝ち。
店内ではコーヒー豆の販売も行っている。販売している量は多くないので、早いもの勝ち。

台湾ではスペシャリティコーヒー店舗が急増中

 台湾のコーヒー業界は、いま大きな盛り上がりを見せています。国内外のスペシャリティコーヒーの紹介サイト「Good Coffee」の竹内剛宏氏によると、台湾には日本統治時代からコーヒー文化があったそうです。当時は日本向けに大規模農園としてコーヒー豆の生産がスタートしていましたが、戦後は農家が廃れてしまい、台湾産のコーヒーは姿を消しました。

「Good Coffee」ファウンダー 竹内剛宏氏
「Good Coffee」ファウンダー 竹内剛宏氏

 その後、台湾でも地元のチェーンや、ドトールなどの日系チェーン、さらにシアトル系チェーンの出店が増えるうちに、コーヒーブームを迎えます。その盛り上がりとともに台湾産のコーヒー豆の生産が復活。現在ではスペシャリティグレードの認定を受けるようになったそうです。しかし、現状では台湾国内で消費される程度の量しか生産されておらず、こうして日本で台湾のコーヒーが飲めるのは非常に貴重な場所だといえるでしょう。

店内のインテリアは、台中のオペラハウスの設計も担当した建築家の佐野健太氏が手がけている。テーブル席だけでなくスタンド席もあるので、シーンに応じて使い分けよう。
店内のインテリアは、台中のオペラハウスの設計も担当した建築家の佐野健太氏が手がけている。テーブル席だけでなくスタンド席もあるので、シーンに応じて使い分けよう。

 台湾、そして京都に行かずして名店のコーヒーを楽しめる「DOMO CAFE」。おいしいコーヒーを飲みに、新大久保まで足を伸ばしてみませんか。

(取材・文◎今西絢美)

●SHOP INFO

DOMO CAFE(ドウモカフェ) 外観

店名:DOMO CAFE(ドウモカフェ)

住:東京都新宿区百人町1-15-29PATIO新宿G2
TEL:03-3360-2545
営:10:30~22:30
休:不定休