【簡単、旨い!夏のアウトドア飯】小雀陣二さんが教える「旬の野菜がおいしいレシピ」3選

焚き火料理:「グリルドトマト&エッグプラント」の作り方

「アウトドア料理に欠かせないトマト、オリーブオイルとの相性も抜群なナスとの最高の組み合わせ。見た目もいいでしょ? 僕オリジナルのレモンマスタード醤油ソースと一緒に召し上がれ」(小雀さん、以下同)

◎材料(4人分)

トマト……2個
米ナス……1本
アスパラガス……4本
好みのチーズ……100g
オリーブオイル……30ml
ブラックペッパー……適量
塩…適量

A:レモンマスタード醤油
スタード……小さじ1
粉チーズ……大さじ1
甘口醤油……20ml
オリーブオイル……40ml
ブラックペッパー……小さじ1
砂糖……小さじ2
塩……小さじ1

◎作り方

1.トマトとナスを1cm厚にスライスする。ナスとアスパラガスにオリーブオイルをかけてしっかり染み込ませ、塩を全体にふり、下味をつける。
<point!>オイルと塩により、しっとりはっきりした味に仕上がる。

2.焚き火台で薪に火を点け、焦げ目がつくまでトマトとナスの両面を網焼きし、皿に盛る。アスパラガスも焼き、半分に切って穂先側を皿に並べる。アスパラガスの根元側は1cm幅に切っておく。
<point!>トマトは焼くことで酸味が減り、甘味が引き出される。

3.ボウルに細かく切ったチーズ、A、切っておいたアスパラガスを入れて混ぜ、皿の野菜にかける。塩とブラックペッパーを全体にふる。

焚き火料理:「グリルドコーンチャウダー」の作り方

「皮つきのトウモロコシが出回る今しか作れない一品。皮ごと焚き火で焼くことでジューシーかつ甘味も増し、焦げの香ばしさも格別ですよ」

◎材料

トウモロコシ…2本
ジャガイモ…2個
ベーコン…30g
生クリーム…200ml
有塩バター30g
パセリ…1本
水…200ml
塩…適量

◎作り方

1.焚き火台で薪に火を点け、トウモロコシを皮ごとじっくり網焼きする。
<point!>皮ごと蒸し焼きに。実まで焦げ目がついて香ばしく焼き上がる。

2.熱したダッチオーブンでバター、刻んだベーコンを炒める。水を入れて沸騰させ、皮をむいて厚めに切ったジャガイモを加えて5分煮る。

3.ジャガイモに火が通ったら、ダッチオーブンの中で潰し混ぜる。
<point!>スープのとろみはジャガイモでつける。粗目に潰すと食感も楽しめる。

[食楽web]
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4.トウモロコシの実を包丁で削いで3に加え、生クリームを入れ、塩で味を整え、仕上げに刻んだパセリを散らす。

炭火料理「焼きパイナップル」の作り方

「アメリカンBBQのデザートで定番の一品を、ココナッツソースを使って僕流にアレンジ。パイナップルの酵素は肉の消化を促すので、BBQの後に食べれば胃もたれもなし!」

◎材料

パイナップル…1個
マシュマロ…8個
グラニュー糖…適量
シナモンパウダー…適量
ミント…適量

A(ココナッツソース)
有塩バター…20g
ココナッツミルク…200ml

◎作り方

1.パイナップルを縦に半分に切る。半分は皮を皿がわりに使うので果肉をくり抜くように切り出す。残りの半分は果肉のみ使う。

2.焚き火台やBBQグリルに入れた炭に火を点け、Aを入れた鍋を温める。

3.パイナップルの果肉にグラニュー糖をふりかけ、炭火で程よく焦げ目がつくまで焼く。食べやすい大きさに切り分け、パイナップルの皮の器に盛る。マシュマロも程よく焼く。
<point!>生のパイナップルを炭火でじっくり焼くことで酸味が軽減し、甘味が引き出される。

4.パイナップルの上に焼きマシュマロをのせ、ソースをかけ、シナモンパウダーをふってミントを散らす。

(写真◎高橋郁子、文◎鈴木志野)

●書籍情報

『アウトドア料理大全』

こだわりの道具から調理法、絶品レシピまで、小雀陣二さんのアウトドア料理とフィールドへの愛がたっぷり詰まったアウトドア料理本の決定版。

著者:小雀陣二

定価:2970円(税込)
発行:平凡社
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※今回の記事で掲載している写真は『アウトドア料理大全』からの抜粋です。