自宅でも激ウマ! 味わい豊かなホルモンに感激しっぱなし

井上さんによれば、「調理器具はフライパンでもホットプレートでも網焼きでも何でもOKですが、お肉の中までじっくりきちんと火を通すこと。これさえクリアできれば絶対に美味しいです」だそう。火を通しすぎると硬くなってしまうイメージがあるのでちょっと心配ですが、テフロン加工のフライパンで挑戦してみます。

火が通り始めると、シマチョウからジュワ~ッと脂が染み出し、ミノはふっくら、センマイはくるんと丸まります。表裏をじっくり焼いて、お皿に盛り付けます。

まずは脂たっぷりのシマチョウを食べてみると、ふんわりふっくら分厚くて、サクッとした噛みごたえ。脂が口のなかに甘みがジワリと広がっていきます。モノによってはけっこうクドさや若干の臭みを感じることもあるシマチョウですが、こちらのものに限っては、それがゼロ。脂のキレの良さが半端ではなく、噛むたびに濃厚な旨みだけが口中に広がっていきます。これが“上質なホルモンの味”なんですね。
また、肉厚なミノは硬すぎず、プリップリの弾力が心地よく、さらにセンマイの旨みとコリコリした歯ごたえたるや…。どちらもさっぱりとしていながら旨みがじわりじわりと染み出してきて、噛むのが楽しい! 自宅でこんなに美味しいホルモンが食べられるなんて驚きです。
ちなみに、『矢澤臓物販売』では、店頭の対面販売時間は11~16時なのですが、なんと冷凍自動販売機があり、24時間新鮮なミックスホルモンが購入可能なんだそう。これも驚きですね。
![店先にある自販機。ホルモン以外にもミート矢澤のハンバーグなども購入可能。[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/03/20220401-yazawa10.jpg)
というわけで、ぜひプロが選びぬいた極上のホルモンを自宅で楽しんでみては? ちなみに、筆者もさっそく追加で買いに行く予定です!
(撮影・文◎土原亜子)
●SHOP INFO
店名:矢澤臓物販売
住:東京都港区三田5-6-7
TEL:03-5444-4129
営:11:00~16:00
休:月曜