ゲランド産の塩と粗挽きのブラックペッパーを使用
ブラックペッパーチーズタルトは、「おつまみとして楽しめるチーズタルトが欲しい」という声のなかから誕生しました。素材には、旨みのあるフランス・ゲランド産の塩と粗挽きのブラックペッパーを使用。チーズの風味を引き立てる甘さ控えめなタルトに仕上がっています。

実際に食べてみると、タルトのクッキー生地の甘さとクリーミーなチーズにほんのり塩味が感じられ、たしかに通常のものとは少し味わいが異なります。このままでお茶菓子として食べてもいいですが、やっぱりお酒との相性が気になるところです。
COEDO4種とのペアリングに挑戦
今回の試食会では、ブラックペッパーチーズタルトだけでなく、通常のチーズタルトも用意されていました。各チーズタルトに合わせるのは、埼玉県川越市生まれのクラフトビール「COEDO(コエド)」です。

チーズタルトに合う銘柄として用意されたのが、「紅赤」「漆黒」「白」「伽羅」の4種類。COEDOのクラフトビールはこれまでも飲んだことはありますが、こうして飲み比べるのは初めての経験なので楽しみです。

プレーンのチーズタルトに合わせるなら、「白」と「漆黒」がおすすめだそう。白は甘い香りとなめらかな口当たりが特徴で、タルトと組み合わせることでお互いの甘みを引き立ててくれます。

漆黒は黒ビールでありながらも渋みや苦味が少なく、まるでコーヒーのような味わいです。そんな漆黒の香ばしさを、チーズタルトの甘みが引き出してくれるので、際限なく食べてしまいそう!

ブラックペッパーチーズタルトには、「伽羅」と「紅赤」が合います。伽羅はホップを多く使った柑橘系の香りと苦味が特徴のビール。少しスパイシーな感じがして、ブラックペッパーチーズタルトのピリッとした味わいにぴったりです。

また、COEDOのフラッグシップビールでもある紅赤は、ボディがしっかりしていて香ばしさと甘みが感じられ、塩気のあるブラックペッパーチーズタルトと合わせると意外性が楽しめます。
今回はクラフトビールとのペアリングでしたが、ブラックペッパーチーズタルトは白ワインに合わせてもおいしそう。ぜひいまだけの味わいを楽しんでみてください。
(取材・文◎今西絢美)
●DATA
BAKE CHEESE TART