
パンは焼きたて&作りたてが一番、と思っているそこのアナタ、実は今、冷凍パンがじわじわブームなのをご存知でしょうか。長期間保存できるのはもちろん、冷凍技術の向上により、昔とは比べものにならないほど高品質な冷凍パンが増えているんです。
そんななか、高級レストランも御用達にしている『スタイルブレッド』(群馬県)が、昨年より一般向けにもパンの販売をスタートしており、口コミでその人気に火が付いています。

スタイルブレッドのパンの特徴は、パン生地を16~18時間かけて「低温長時間熟成」していることです。こうすることで、「もっちり・しっとり食感」がアップ。さらに、焼きたてをマイナス30度まで瞬間冷凍させることで、水分の蒸発やデンプンの劣化を防ぎ、解凍後もまるでついさっき窯から出してきたかのように、焼きたての美味しさや香りを堪能できるわけです。ということで、さっそくお取り寄せして試してみました。

今回注文したのは、10月7日から販売中の「秋の口福パンシリーズ」と、「Pan&(パンド)」の定番パンを詰め合わせたセットです。

パッケージもオシャレで、ちょっとしたギフトとしても使いやすそうです。まずは期間限定で販売されている「秋の口福(こうふく)パンシリーズ」から、気になったパンと、「大納言あずきの塩豆パン」を解凍していただきました。

付属している「おいしい食べ方」の一例を参考に、まずは室温で30〜90分かけて解凍し、トースターで2~3分ほど温めます。このとき表面に霧吹きで水をかけると、表面のパリッと感が出ます。これだけで、「え? これ窯から出したて?」と思うほど、ふっくらしたパンが焼き上がる、という寸法です。素晴らしすぎる!

まずは、極上和栗の上品な甘みとレモンの余韻に浸る「極上和栗と檸檬のルパン」(1袋2個入り/480円)をいただきます。昨年も数量限定で販売され、あっという間に完売したという一品ですが、見てください、この栗の大きさ! 今年も、大粒な渋皮栗をまるごと1個入れて、贅沢に仕上げています。

パン自体は昨年よりも一回り小さくして、より食べやすくなっています。ハード系のパンで外はカリッと、中はもっちりしていて、栗のホクホク感ともよく合います。レモンピールの香りが後から追ってきて、さわやかさも漂います。美味しい!

お次は、安納芋とクリームチーズの濃厚なハーモニーが楽しい「濃厚安納芋とクリームチーズのルパン」(1袋2個入り/540円)。ありそうでなかった安納芋とクリームチーズの組み合わせですが、これが抜群に合う!

安納芋のまったりとした甘さと、クリームチーズの塩気がたまりません。これは濃いめに淹れたコーヒーと合わせてみましたが、大正解でした。

そして、こちらは、個人的にお気に入りの「大納言あずきの塩豆パン」(1袋2個入り/340円)。大粒の北海道産小豆の素朴な甘さと塩気のバランスが絶妙で、もっちりとしたパン生地がまるで洋風の大福のようで非常に美味。このままでももちろん美味しいのですが、厚めにカットしたバターを挟んで食べるとなおよしです。

さらに今回、期間限定で販売される「秋の口福パンシリーズ」には、無添加スープの新作も登場しています。こちらは、人気の「発酵バタークロワッサン」(1袋4個入り/518円)とともに朝食としていただきました。

安納芋を焼き芋にしてから、なめらかになるまでペースト状にしているということで、安納芋本来の濃厚な甘さと香りが最大限に活かされています。カップにたっぷり一杯分あり、肌寒い朝にピッタリ。トロトロ具合も最高です。

一緒に食べたクロワッサンも、本当に焼きたてのようにサックサクで、バターの香りがふわっと広がり、ホテルでモーニングをいただいているような幸せな気分になりました。
これ、もしかしたら近所のベーカリーのパンよりも美味しいかも、と思ってしまうくらいクオリティが高いです。製造日より120〜210日は保存ができますので、じっくり楽しめます。みなさんもぜひ、新時代の冷凍パンを味わってみてください。
●DATA
Pan&(パンド)
https://online-stylebread.com/
※価格はすべて税込